「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」(2014) 78点

公開時、有楽町の角川シネマで鑑賞。
今回、再度BDで見直しました。




1988年の保険屋での発砲シーンから大笑い。
コレってさ、
米国人はみんな字幕無しで何言ってるか理解出来てるのかな
英国では
豪州では
英語圏全部で通じてるの
この英語
…甚だ疑問だわww
その後もJBがコチラに向かって話しかけたり、突然周りがスローになって独白が始まったり。
笑いドコ満載なんだけど、貧しい子供時代のハナシや伝説の逸話もちょいちょい挟み、伝記仕立てになっている。

貧相な掘建て小屋で父と歌う鎮魂歌。
日曜の教会で出会った牧師のコール&レスポンス。(ココで思い出すのはやはり「ブルース・ブラザース」JB本人の牧師姿
)
収監された刑務所の慰問に来たゴスペルグループにちゃっかり加入して仮釈放。(生まれながらにしてセルフ・プローデュースなのだなぁ…)

ステージでのシーンは兎に角圧倒される。キレッキレのダンスとブサ顔シャウト。

全編に流れるファンク・ソウル・ミュージック。
リトル・リチャードのライブハウスに飛び入りするサマはサブイボ立つ程。

すっかりおネエキャラのリトル・リチャードに指南され、レコードを作ってラジオ局をまわる。

米国デビュー前のローリング・ストーンズとの共演も楽しい。
「困難にぶつかったとき、諦めたら後退してしまう。
挑み続けてひっくり返せば生き残れる。前進あるのみ。」

サンタクロースの格好で白人の子供たちにドル札を配るJB。
エンターティナーであり策士であり商売にも長けたJB。
何処までも我を通すJB。親に捨てられ、女を捨て続け、親友も捨てるJB。

天才の孤独と苦悩。
でもどんなにワガママな暴君でも、彼の歌を聴けば、ステージを見ればみんな彼の虜になる。

37歳のチャドウィック・ボーズマンが、16歳~63歳までを演じ切る。
JBが憑依したようなステージングは秀逸。

実際のJBのライブ音源に合わせて、バックバンドを含む演者全てが当て振りだというが、とてもそうは見えない。

本当にボーズマンがその場で歌っているとしか思えない。


囚人だった彼を助けたボビー・バードとの友情と確執。
天才の傍らにいる凡人は、その才能に抗えない。
最後まで見届けるか、その場を立ち去るしか無いのだ、何時の時代も。

「ブルース・ブラザース」(1980) ではソウルフルなブルースマンを演じたダン・エイクロイドが、
本作ではJBをスターダムに押し上げたマーネージャー役なのも気が利いてる。

どの音楽にもJBは居る。
ラップでも歌謡曲でも。
