コチラは先月、劇場で見たヤツ~


「劇場おさらいシリーズ」
DVD見直しではないのですが…順調に消化中です

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「Dearダニー 君へのうた」(2015) 60点

昔どこぞのカントリー歌手が言っていた。

「自分の納得いかない曲を安易にリリースしてはいけない。
たとえそれがプロデューサーが “売れる” と太鼓判を押しても。
もしそれが売れてしまったら、それこそ地獄だ」


自作の曲でも、売れるとそればかり歌い過ぎて心底嫌いになる…という話も聞く。
劇中のダニーは、そうは見えない。
過去のヒット曲を楽しんでいる…ように見える。少なくとも客の前では。

アル・パチーノの軽薄さがもの凄くチャーミング。
“女たらし” ではなく、全人類に通用する “人たらし”。
人気者とは往々にしてこういう人種だ。

しかもダニーには嘘が無い。
多少の “お世辞” や “盛り” はあったとしても、相手を騙して利用しようという気がないのは一目瞭然……モテる筈だ。
金や物、行為を施しても押し付けがましくない。
相手の反応を瞬時に汲み取って対応できる……空気の読める男だ。
そんな男が (たとえスーパースターだとしても) 小さなライブハウスで、目の前の客の眼を見ながら期待を裏切る事なんて出来るはずがない。
自分の主義主張より、周りの人間の笑顔を優先する男だ。
……そして更なる自己嫌悪。


43年後に届いたジョン・レノンからの手紙、という触れ込みだったけど、それは単なるきっかけ。劇中では人生を180度変えるとか、生まれ変わるって表現されてたけど、結局は初心に帰るだけ。
元々持っていた資質…誰でも出来ることなのだ。大金持ちじゃなくても。
……金持ちじゃなかったら成り立たない話だけどさ

ww
最近よく見かけるボビー・カナベルが、若き日に間違いで出来ちゃった息子役。
当初はスティーヴ・カレル、ジェレミー・レナーなどが息子役の候補に挙がっていたらしい…どちらかだったら、映画の格がもう一段上がったかもね…決してボビー・カナベルが悪かった訳では無いけども。

ちょいとロマンス担当のホテル・マネージャーも、当初はジュリアン・ムーアだったそうで。
アネット・ベニングも悪くないけど、グッと全体が地味な印象になっちゃったよねww

ジェニファー・ガーナー嫁とADHDの孫娘ジゼル・アイゼンバーグはちょっと出来過ぎかな~
wwこの二人は、これ以上のキャスティングは無いんじゃないかな。

