「マッド・ガンズ」(2014) 64点

劇場公開を見逃して、やっとレンタル。
干ばつにより荒廃した近未来での、静かな人間ドラマ。ほんの少しの恋心と、ほんの少しの懺悔、
ほんの少しのバイオレンスがヒリヒリと痛い。
①父親=マイケル・シャノン、

②娘の恋人=ニコラス・ホルト、

③息子=コディ・スミット・マクフィーの3人それぞれの面から語られる、ひとつのストーリー。

①でのマイケル・シャノンは、不器用だが身を挺して家族を守る誠実な男。

父が見る息子はまだまだ子供で頼りない、自分が守るべき存在。
娘はクソ生意気で扱いにくいティーンネイジャー。


そしてニコラス・ホルトは卑怯で姑息な男…
に思える。
それが、語られる立場の違いによって見え方が違ってくる。
それぞれの正義、それぞれの信念。
非情な荒野を生き抜くために、それぞれ自分のやり方で愛する者を気遣い、守ろうとした結果なのだ。
小型版AT-ATのような荷物運び用のビッグドッグ。

サナトリウムで半身不随を補助する歩行器。

動画を記録する紙媒体。


何も無い砂漠に数々のSF的ガシェット。州境の喧噪と、干ばつなど何も無かったように文明に溢れる都会。

…少年が見たかったものと見たくなかったもの。




ひ弱だった少年の成長物語り。「モールス」(2010) の少年もこんなに大きくなりました。
