先日は風邪を押してのクルーズ。
翌日はぶり返し気味でだるだるでダラダラ。
病気療養中と称して全く何もしない1日…サイコーww
本日は祭りも中休み。
「パイレーツ・ロック」(2009) 92点
数ある音楽映画の中でも大好きな1本ながら、実に5年ぶりに鑑賞。
1曲目、THE KINKSの「All Day and All of the Night」
船上で唯一の米国人DJ、伯爵ことフィリップ・シーモア・ホフマンの雄叫びで一気に上がる
彼を含め全員がむちゃエエ声、彼以外は全員英国人…タマリマセンww
特にギャヴィン役のリス・エヴァンス
彼が「Jumpin' Jack Flash」を背負って紫のスーツで乗船する画は、何度見ても震える
英国人気No.1のギャヴィンと、米国代表の伯爵との一騎打ちから生まれる友情もまたオツ。
サイモンの結婚前夜パーティでパブのハシゴや並んで立ちション、
主人公カールのママ=エマ・トンプソンの乗船と過去のロマンス、
童貞喪失インタビュー中継のエピソードも共同生活ならでは。
サイモンの結婚相手が “エレノア” だったり、その後の「Stay with me」熱唱とか、
船上一無口なDJ、モテ男マークの乱交具合が「Electric Ladyland」だったりと、音楽作品ならではの演出がステキ
一生中二男子で居られる船上は、夢の世界。
この世の天国だね絶対。
ロックボートの船長=ビル・ナイも、
ワタシが信用する俳優のひとり。
今回も例外無く、細身のスーツがFABARES
ロック全盛の1960年代、英国では国営放送(BBC)しか無く、厳しい放送規制が敷かれていた。
そこで国民の要望に応え、民間の中波放送局が開局し、英国の法律が及ばない国際海域で放送が続けられた。
[参考画像:本作のモデルとなったRADIO CAROLINE号と実際の乗組員たち]
……そんな実在の海賊ラジオ船をモデルに映画化された本作。
抑圧され鬱積した若者たち(リスナー)のクサる姿を描く訳でもなくww
あくまで明るくお気楽に(見える)船上の大人たちを主役に、
コメディに徹したトコロが、後味と雰囲気を抜群に良くしているんだと思う
監督のリチャード・カーティスは、脚本・製作総指揮も兼任。
…この監督には何も文句無いス。
「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」(2013) も名作でした。
コレで監督終わりなんて言わずに、もっと名作作って欲しいです
[本日の素朴な疑問]
クリスマスの食卓で笑い話を読むってのは英国のしきたりなのかしら