「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」(2013) 68点
そろそろMAX以外のトムハも見たくなり、
仕事終わりの午後に、再開してから初めての恵比寿ガーデンシネマへ。
今度はユナイテッド・シネマの系列なのね
クラブスパイス会員としては嬉しい限り。
出ずっぱりトムハを楽しみにしてたんやけど……
見てたらだんだん腹立って来たww
主人公=アイヴァン・ロックがクソ野郎過ぎてww
労働者階級からの叩き上げかなんか知らんけど~
自分は正直者で善人だと勘違いしてるエゴイストww
自分の都合を最優先、
家族や仕事仲間の都合や気持ちなんて二の次、三の次。
それも全て、自分が正しい事を成し遂げるため。
それが最優先。
…でもそれがホントに正しいことなのか
ただの自己満足じゃないんか
自分が全て掌握し、思い通りに動かせると思い込んでる勘違い野郎に降りかかる災難。
それも全て自分のせい。
自分で作ったツケは、巡り巡って
いつか必ず自分に廻ってくる。
ロンドンに向け、車もエゴイズムもまっしぐらに爆進する。
ワン・シチュエーションにも関わらず、
飽きずにグイグイ惹き込まれるのは
次々と変わりゆく夜景…車窓の美しさもあると思う。
……でもやっぱり98%はトム・ハーディの力量。
クソ野郎なのに憎めない、タラコ唇に潤んだ眼…
自分の過ちを正そう、善人であろうと戦う男、
取り憑かれた亡霊と戦う男の心中を察してしまうから。
この男に怒りながらも、全てうまく行くように願ってしまう魅力があるから。
ウェールズ訛りで喋りっぱなし、
ハドック船長をイメージしたという善人ぽいセーター姿で
MAXとの対極も魅力のひとつww
[タンタンの冒険よりハドック船長参考画像]