「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女」(2014) 67点
イラン系アメリカ人女流監督アナ・リリー・アマポアー長編デビュー作。
(↑劇中にチョイ役出演の監督です)
舞台はイランの架空の街、という体らしいけど、めっちゃアメリカ西部ww
ワタシにしては珍しく(ww)白黒なのに全くタイクツせず。
画面のひとコマひとコマが素敵で、
モノトーンの美しさに酔いしれる。
何と言っても、主人公の吸血鬼。
ヒトを襲う時は常にチャードルにボーダーシャツww
夜のバッドシティをスケートボードで闊歩する。
この画ヅラがなんとも新鮮
そこには、吸血鬼によくある葛藤や苦悩は無い(ように見える)。
夜を愛し、孤独を楽しみ、吸血鬼であることも謳歌している(ように見える)。
時にお茶目なティーンネイジャー、
時に妖艶な娼婦、時に残酷な悪魔の顔を持つバンパイア。
「アルゴ」(2012) の、イラン人お手伝いさん役の方だそうで…
あれ?凄く若く見えたけど、そうでもないのかも
モノクロのデビッド・リンチと称される本作、
ワタシは初期のジム・ジャームッシュ臭を感じた。
そして猫がもう一人の主役。