「ブルー・リベンジ」(2013) 70点
久々の未体験傑作キタ
極端に台詞の少ない主人公…
復讐に燃えているが何のスキルも金も無いホームレス。
その強い怒りだけで成し遂げられる復讐劇。
両親を殺した犯人が出所すると知り、
怒りに駆られギャングに復讐する主人公。
その後、10年ぶりに実の姉を訪ね
自分のせいで姉と子供が狙われると悟る。
旧友の銃マニアを訪ね、取り扱いの訓練を受ける。
この友人が唯一頼れる人物。
完全なるフィルム・ノワール。
でも全然格好良くない。
主人公=ドワイトはずっと危うく頼りない。
モタつき、迷い、全然スマートじゃない。
美男美女は誰ひとり出て来ない。
復讐だけが、この世に生きる目的。
その主人公の張りつめた緊張感がスクリーンを通して、
劇場内にも浸透したまま全編90分。
息を潜めてドワイトの行く末を見守るしか無い。
あれだけの人が死んでるにも関わらず
希望を残す余韻の意外性……素敵です
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本作品で「未体験ゾーンの映画たち2015」はおしまい。
今年も良作、クソ映~、フツーのやつ、といろいろありましたが
本作がダントツのTOP
次が「特捜部Q 檻の中の女」(2013) でした。