「バス174」(2002) 50点

「エリート・スクワッド」(2008)の
ジョゼ・パリージャが監督・製作も務めた
2000年にリオデジャネイロで起きた
バスジャック事件を追ったドキュメンタリー映画。
犯人は、子供の頃に母親を目の前で殺された
ストリートチルドレン。

国も観光客も見て見ぬフリをして通り過ぎるので、
彼らは “見えない子供たち” と呼ばれてる。

食べるために物請いをし、
シンナーや薬物を買うために盗み、自分の存在を認めてもらいたいともがく。

この国の制服警官は
他に働く口が無くイヤイヤ就くヨゴレ役であり、
おざなりな訓練で実地に出されるという事実に驚く。
なので、このバスジャック制圧の指揮をとるのは
軍の特殊部隊 “BOPE”。
人質交渉官のバチスタ警部が
「エリート・スクワッド」の
↓ナシメント大佐のモデルになったらしい。

以前の路上生活者狙撃事件を絡め、
実際にバス内に捉えられた被害者や犯人の関係者などの証言や
ニュース映像を交え、
バスジャックの終結までを追う。……これまた壮絶


実際の犯人の映像で「映画じゃないぞ、これは事実だ」と何度も叫んでいたが、
全く……この結末が事実とはにわかに信じ難い。

絶対ブラジルには行かねーゾ
犯罪多発地区やスラム街、路上生活者、警察内部や刑務所の実情、マスコミや群衆の怒り…

現代のブラジルが抱える問題を浮き彫りにする事件を追ったドキュメンタリーでした。
映画としてはスバラシイ出来なんだろうけど、
何度も見たくなる程好きには決してなれない。
