こんにちは。数あるブログの中からご訪問あり がとうございます。このブログは私の個人的感 想や経験なので1例として参考にしていただけ たら幸いです。*もし本ブログ内の内容や言葉を一部抜粋して使 用される場合は事前に必ず(コメント欄などに て)ご連絡いただきますようお願い申し上げま す。


珍しく時候のあいさつをいれてお礼状を書くことがありました。久しぶりだったので12ヶ月全ての時候の挨拶を見直してみることにしました。


すると9月上旬は「初秋の候」となっていたのでびっくりしたのです。私の個人的感覚ですともう何年も9月に「秋の始まり」を感じたことはないからです。秋の始まりどころか連日猛暑のような印象なのですが、、、。昭和や平成初期の9月はもっと涼しかったのだろうか、としばし振り返ってみました。


はっきりは覚えていませんが、幼い頃八月末に夏休みが終わって9月に新学期が始まると秋の気配、風が涼しいとか、を感じた気がします。もうプールには入れないんだなあと思った記憶があります。


今なんて9月上旬はプールをオープンしているところがたくさんあると思います。昨今、夏の遊びは9月、へたすると10月ですら体験することができるかもしれません。


今は9月なんて夏の一部、と感じている人は私だけではないはずです。となると、9月のお手紙に「初秋の候」と書いてあると受け取ったお相手もびっくりするのではないのでしょうか。


時候の挨拶文というのは気象について触れたものではなく、あくまでも本題に入る前の挨拶の一貫なのでそこまで厳密にすることはないとはわかっています。

でも、受け取った方も日々忙しい中で「そんな季節かあ」と感じてもらえるのも時候の挨拶をお手紙に添える醍醐味だと私は思っています。


かといって9月といえば慣習的に秋を迎える態勢になっているわけで、それなのに「猛暑」なんて言葉を添えたら気持ちもげんなりする気がしますし、実際暑いのですから余計に追い打ちをかけるようなきがします。


なんだかそのうち1年の気候が全く変化しなくなり、時候の挨拶も古語のように「今は使わないけれど日本の風土の歴史を知る大事な知識の1つ」として扱われるようになるのかもしれませんね。