こんにちは。数あるブログの中からご訪問あ りがとうございます。このブログは私の個人 的感想や経験なので1例として参考にしてい ただけたら幸いです。


秘書になるなら秘書検定は取得おくべきでしょうか?というご質問をたまにいただきます。以下あくまで私の個人的な意見なので賛否両論あるかと思いますがご容赦ください。


秘書になるのに秘書検定が絶対必要なのかと言われれば、イエスでもありノーでもあります。

それは採用側の条件が様々だからです。


採用側がなによりも秘書スキルが大事と言うなら秘書検定は履歴書上でもわかりやすいアピールポイントになると思います。というのも履歴書は自分の持っている技能を伝える書面であるだけでなく、「質問してほしいこと」を表明する書面でもあるのです。秘書検定と書いてあれば必ず質問はされると思うので自分から発しなくても相手にスキルを気づいてもらえるメリットがあります(自分でアピールしないところが控えめで奥ゆかしいと捉えてもらえるかも)。


仮に人柄重視という採用側の希望があったとしても、人柄も申し分ない方なら秘書検定でスキルまで備えているとなるとそれはそれで好印象だと思います。


私自身のことについて申し上げますと、秘書検定をもっていることが直接の採用の決めてになったわけではありませんが、秘書業務をする上で学んだ内容がとても役に立っています。


秘書検定に「会議の種類」についての学習内容があります。なかなか日常で触れることのない種類の会議で、勉強しているときはメディアで見聞きしたなという感想しかありませんでした。そのときは会議の名称と特徴を単に丸暗記するしかなかった気がします。ところがそれは大学秘書業務で役に立つことになったのです。


大学という組織は様々な会議が行われます。パネルディスカッションやシンポジウムやフォーラムなどが多いです。世界規模のそれとくらべれば小さいものですが、それでも案内状やチラシには上記のような会議の名称が載ります。


とくにシンポジウムとパネルディスカッションの区別は難しく、どちらがオーディエンスに向けて喋るのか覚えにくいのです(どちらもオーディエンスとの質疑応答がある場合もありますし、シンポジウムからのパネルディスカッションという流れもあるのでさらにややこしい)。


ただこれらの会議の区別がつけば会議の名称を見ただけで机や椅子の配置や備品の準備や始まりから終了までの見込み時間含め全体の流れの見当がつきます。主催側ではなくお手伝いで参加でも知識があればうまくヘルプできます。

その都度上司や周りの人に聞けば済むことかもしれませんが、自分に知識があると自分になににができるかを考えられるのでスムーズにサポートできます。


あとは「漢字」の知識も助かりました。日本語は同じ発音なのに漢字(や用途)が違うものがあります。いざ自分が書かなければならないときに戸惑います。先日も「人事いどう」の「異動」がとっさに出てきませんでした。ただ秘書検定では漢字の設問もあり勉強したことがとても役に立っています。


上記のようなことは自分でもインターネットや書籍で調べて学習することもできますが、秘書検定は社会で必要とされる技能や知識をうまくまとめたテキスト(や講座)もあり、テストを受けることで定着し合格通知は自信にも繋がります。


ベーシックなことを秘書検定で学んでそれを自分の上司や業務に合わせて応用し新しい自分オリジナル秘書セオリーができていく課程が今は楽しいのでそれが秘書検定を取得したメリットかなと私は思っています。