こんにちは。数あるブログの中からご訪問あ りがとうございます。このブログは私の個人 的感想や経験なので1例として参考にしてい ただけたら幸いです。
先日新しく研究室に入ってきた方の歓迎会を行いました。
うちの研究室の慣習で1年上の先輩にあたる院生が新歓の幹事をやることになっています。とはいえ強制はできないので私から改めてお願いはしてみました。快く引き受けてくれたのでお店やメニューも任せることにしました。
当日はあいにくの雨だったので交通機関に乱れがあり数名遅れてくることに。たまたま私は一番乗りでしたので店の前でボスを待つことにしました。そうこうしているうちに幹事の院生と他の院生もやってきて、講義終わりのボスと新入生Bくんも一緒に登場しました。それからポスドクと社会人でうちの研究室に所属してくれている方も2名ほど遅れて参加とのこと。
今回は2つのテーブルに分かれての宴会となりました。2つのテーブルの間には店員さんが通る通路があるので実質的に2つの島に分かれてそれぞれて食べてお話するという雰囲気になりました。ボスが1つの島、私とAさん(*過去記事参照してください)がもう1つの島に着席しました。ボスが新入生のBくんを同じテーブルに促し、Bくんの面倒をみてくれている2年目の院生が自然の流れでBくんの隣に座りました。本来なら奥の席に座っても良いはずのボスがせわしない通路側に座り自分の隣の奥の席を空けているので不思議だな?と思っていました。
遅れてポスドクの1人が到着し、私とAさんのテーブルで入口から近い椅子が空いていたのでそちらに座りました。私のテーブルのポスドクの先輩とAさんは執筆というお仕事の共通点もあるので作業備品について話が盛り上がりはじめました。
ボスのテーブルにも遅れて別の社会人の先輩が到着し、1つ空いていたボスの隣(奥の方)に着席されました。ボスのテーブルもなんの話題かわかりませんが大盛りあがりで、社会人の先輩の面白トークにBくんも笑いお酒も進んで和やかなムードが漂っていました。途中ボスが私のテーブルの1人と場所を変わりボスが面白いテーマを振ってまた盛り上がりました。もう1つのテーブルも社会人の先輩がうまく話をまとめて盛り上げてくれていました。
余談ですが、うちの研究室は揉め事が本当にありません。研究の議論で熱くなることはあっても仲違いになる深刻な関係になるのを見たことがありません。お互いに相手の領域に入りすぎず、でも、困ったらそっと手を差し伸べたり、良いいみで気を使い合いながら院生活を送っています。
だからその延長の宴会も良い意味で気を使いあって盛り上がることができるんだとその時はそう思いました。
宴会が終わると毎回社会人の先輩が若手をまとめて二次会に連れて行ってくれます。この方も本当に面倒見が良いのです。若手もこの方が大好きなので喜んで二次会についていきます(卒業のときはみなこの方と写真を撮りたがる)。
ポスドクの方も帰宅するということで解散し、私とボスとAさんでタクシーで最寄り駅まで行くことにしました。
タクシーの中でボスが「そっちのテーブルは最初からもりあがっていたかな?」と心配してくれました。大丈夫でした、と答えるとほっとされた様子でした。ただ、ちょっとお疲れな様子だなとは感じたのです。
タクシーを降りてから帰り道私は1人今日の宴会を振り返りました。2つのテーブルは「学問的関心」や「研究へのアプローチ方法」が似ている人が固まっていたような気がします。学問の話題以外でもわりと「好きなものが似ている」人がうまく固まっていた気もします。それに「キャラ(性格)」的に似たような人たちで偶然うまく固められたから序盤から盛り上がったのかな?と思いました。
でも、ふと気づいたのです。偶然ではなくそうなるようにボスが最初から気を回したのではないかと。ボスは席次を指示したわけではありませんが、うまくみんなを促して2つのテーブルに分かれて着席させ、盛り上がる島(テーブル)作りをしてくれたのではないかと。
結局宴会で一番気を使ってくれた人はボスで、ありがたいことに私達は揉め事もなく本当に楽しい時間を過ごすことができました。
きっと今までの宴会も一番気を使っていたのはボスだったんだろうなあと反省しました。
いつかボスを労う会を開催したいですが、その会ですらボスは気を使ってくれるのだろうなと容易に想像できてしまうのです(泣)。