すこんにちは。数あるブログの中からご訪問あ りがとうございます。このブログは私の個人 的感想や経験なので1例として参考にしてい ただけたら幸いです。


研究室での雑談で映画についてもよく話題になります。好きな映画はその人の個性も出る気がします。ボスも研究室メンバーも映画に詳しいので話題に出るといつも感心させられます。他の人の視点で面白いと思うものは私に新鮮な感覚を与えてくれます。普段現実的な思考をする人が案外SFや魔法の映画が好きだったりするともっと多角的にその人を知ることができたりします。その人の色んな面を知るには色々な話題を共有することが大切だなと思いますし、映画の話題もひと役かってくれます。


私は見たい映画を観に行くより、昔のお仕事関係の方からご招待いただく機会が多いです。他の人のオススメを観に行くほうが見聞が広まるような気がするのでご招待はとても嬉しいです。それにボスが見られる映画と被ることもあるので会話のときに助かっています。


それでも長く生きていると自分で好んで観に行った映画はいくつかあります。今でもよく覚えている映画が2つあります。


まず、「ペリカン文書」というアメリカの映画です。


 

 

とある事件を独自の仮説を立ててロースクールの学生がレポートにまとめるのですが、それが「ペリカン文書」として黒幕の目に止まり命を狙われる、といったストーリーです。


その頃まだ国内外いずれも大学院というものをよく知らなかったので、(ロースクール学生なども含んで)院生のイメージをこの映画ではじめて知ったので、こんなに賢いんだ!と驚きました(もちろん大学院を知った今もみなさん賢いと思っています)。


ストーリー自体も好きだったのですが、この「文書」というものを中心に物語が展開していくというのに一番惹かれました。たった1つの「文書」に多くの人が翻弄されていく、、そこに書かれている内容を超えて「文書」という1つのアイテムに人が右往左往するという。私はその視点でこの映画を楽しみました。


あとは「ナショナル・トレジャー」です。一番最初のアメリカ「独立宣言書」を巡り物語が展開していくものが好きです。


 

 

やはりこちらも「文書」に書かれていることを超越して、「文書」そのものがアイコンとして価値があると人々は思っているのではないのか?と自分なりの視点で夢中になって観た映画です。


おそらく私は「文書」というものが好きなのだと思います。「文書」に書かれている内容にも関心はありますが、「文書」そのものが価値あるアイコンのように思えて非常に興味をそそられるのです。


歴史的な出来事の古い文書も好きなのですが、普段大学や官公庁から届く文書ですら私はワクワクしてしまうのです。少しかしこまった文体、日付そして朱色の印が押されている文書を見ると気持ちが高ぶります(笑)。何百年先に私が今手にしている文書がもしかすると歴史的に価値ある資料になるかもしれないなんて想像すると武者震いすらおきます(笑)。


そんな想像をしながら文書を手に固まっているとふいにボスから「それは私のハンコいる書類ですか?」と声をかけられ現実に戻る私です(笑)。