こんにちは。数あるブログの中からご訪問あ りがとうございます。このブログは私の個人 的感想や経験なので1例として参考にしてい ただけたら幸いです。


ボスの仕事仲間(大学の先生が多い)のお手伝いをするとき手土産やお礼の品をいただくことがあります。いただくたびに私(や院生)にまで気を使っていただいたことに申し訳なく思ってしまいますがとても嬉しく思います。


そして品を手渡される際に「ご苦労さま」と労いの言葉をかけてくださる方もいます。何気ない一言ですが、労いの言葉をかけるという行為は普段意識していないとなかなかできないことだと思うのです。


品物を買いにいくのもお忙しい方にとっては労力のいるのことなのでそれだけでもこちらは「かたじけない」のに、自分の買い物の労力よりも相手を労えるというのは本当に人間のできた方なのだと思います。「ご苦労さま」のたった一言は一瞬で疲れが飛ぶ私にはまさに魔法の言葉なのです。


以前、退官が迫った先生の特別講義のお手伝いをしたことがあります。毎日ではありませんが2週間ほどかかって準備をして当日を迎えました。当日まで奥様にお会いする機会はありませんでしたので、その日も最初は奥様だと認識せずご挨拶が遅れたのです。


控えめに隅のほうで他のお手伝いの方をお話をされていたのでお仕事関係者かなと思っていました。しばらくすると先生が奥様だとその方を私に紹介してくれました。私のことはおそらくよくご存知ないと思っていたのですが、近寄って来られ「〇〇さん、主人から聞いています。今回は何日もお手伝いありがとうね」と労いの言葉をかけてくださり、「よければどうぞ」とお礼の品を渡されました。それから優しい笑顔で「本当にお疲れ様」と付け加えられました。

帰宅して中をあけると熨斗には私の名字まで書かれていました。単なるお手伝いの私にここまで配慮してくださったこと、本当に感動で心が震えました。


労いをいただいたこと自体に感謝なのですが、なんといいますか奥様の優しくて包容力のあるお人柄が振る舞いや短いやりとりにも表れていて心打たれたのです。ご主人である先生も大変ご苦労をされた学者人生なのも存じているのですが、奥様のご苦労も計り知れなかったと思います。きっとこの奥様ならご主人をはじめとして周りの方々にも相当な気配りのできる内助の功だったと確信できます。


戴いた品も箱に入った綺麗な和紙(和菓子などをいただくときに下に引く用途にも使えそうな)で、上品で控えめだけれどもとてもおしゃれな奥様のセンスで選ばれたのだと頷けました。


また、うちの大学のある地域では贈り物の際、特定の百貨店の包にする慣習があります(そうでなくても良いのですが、、その方が喜ばれる)。

奥様からいただいたお品物の包もまさにその百貨店のものであり、ちゃんとマナーも心得ていらっしゃるのだなと隙のないその姿勢に本当に感心させられました。


私はつい面倒くさくなり、ボスから頼まれたとしても贈り物に手を抜いてしまいたくなるときがあります(ボスが知らない間に自分でされることがほとんどなので本当に感謝)。大学や自宅から百貨店までそこそこ距離もあるのでつい近くのお店で買ってしまおうかなと思うのですが、そんな時はその奥様はじめ見本となる方々を思い出してすぐ反省します。


慣習的ではありませんが、たまに大学グッズに興味のあるお客様もいらっしゃいます。私自身も他の大学のファイルなどをお土産に頂くとレアかつ実用的で嬉しいです。あとは外国からのお客様に大学グッズのテディベアをいただいたこともあります。


いずれにせよ頂くたびに感動して学びのあるお品物ばかりなので、私も研究してお客様に喜んでもらえる手土産(お礼の品)を選ぶべるよう色んな情報にアンテナを張るようにしています。