こんにちは。数あるブログの中からご訪問あ りがとうございます。このブログは私の個人 的感想や経験なので1例として参考にしてい ただけたら幸いです。


以前一回りほど年の離れた方との雑談で年上の方から指摘されるときに思うことがあると言われました。「年の離れた人から私達が君くらいの年齢の時はもっと〇〇していたよ、と言われると、僕ね、いつも思うんですよね、その人達は今の年齢(知識や経験をもったという意味)の視点で意見を言ってるだけな気がするんですよ。決してその人達の若い頃にどうだったかって遡って考えて意見してないと思うんですよね」。つまり、40歳の人が25歳の人に「ぼく(私)が25歳のときは、、、」と言うとき、40歳の立場で意見してるだけなんだと。なるほどなあ、と思いました。人間の記憶ってわりといい加減なものですぐに忘れてしまうことも多々あります。自分自身の20年以上の前のことをデータを見たかのように正確に覚えていて意見する人はほとんどいないのではないでしょうか。誰もそれを証明してくれるわけないですし。


これを言われてから私は若者に指摘するときやなにかを教えないといけないとき言い方にとても注意するようになりました。若者に寄り添いすぎるのもイタい大人になるときもあるし、古い考えを押し付けるのもウザいですし。でも、前者のイタい大人であろうと後者のウザい大人であろうと、若者はわかりやすい反応をくれるとおもいます。思考の若作りや押しつけは言われた相手も感情で反応しやすいのではないでしょうか。

一方で「わたしたちがその年令の時はもっと〇〇した」というのは一瞬そうなのかな?と妙に納得してしまいそうになることもあるんですよね。例えば、普段から後輩に偉そうにしない人が「私(僕)の新人の頃は先輩に反抗なんかしなかったぞ」と言えば、若い頃も先輩に従順だったのかな、と今の性格で過去を判断してしまいがちです。でも、人は環境に左右される生き物ですし、新人の頃に先輩に反抗しすぎて嫌われたトラウマで中年になって主張しなくなることだってありますよね。となると、「オレの若い頃論」も本当かどうか疑わしいですから。今の自分を過去の自分に無意識に当てはめてしまってるだけかもしれません。



私は自分の記憶は怪しいと最近特に思ってるので若者に指摘しなければならないときは「オレの若い頃論」でも「自分の年令を意識したうえで過去どうだったを振り返る論」(どちらも結局おなじ)でも考えないように心がけています。口調は厳しめのときもありますが、内容については相手の以前と今と未来や立場を考えて乗り越え方を一緒に考えるようにしています。その方が相手というか自分が一番楽な気がします。