こんにちは。数あるブログの中からご訪問あ りがとうございます。このブログは私の個人 的感想や経験なので1例として参考にしてい ただけたら幸いです。
表題の質問はよくされますし、逆に私もたまに同じ質問をすることがあります。世の中には数多職業があるので自分が知らなかったり知識が少なかったりする職業についている方に出会うと(相手が迷惑しないなら差し支えない範囲で)仕事内容を伺いたくなります。ただ私の場合、普段当たり前になっている職業について選んだきっかけを聞かれると思い出すのに時間がかかってしまいます。先日たまたまこの質問をされたので良い機会だと思い過去を振り返ってそのきっかけなるものを思い出してみることにしました。
遡ること幼少期、私は常に見本になる人を探していました。その対象は芸能人というよりは身近で自分の生活のお手本になるような生き方をしている人でした。年上でも同じ年でも年下でも自分がそのとき必要な行動(思考)のお手本となる身近な人へのアンテナは常に張っていたと思います。ただなぜか「偉人」の伝記は大好きで、図書館で借りて「この人だ!」と思ったら本屋さんに買いに行って自宅でコレクションしていた気がします(自分の昔の日記などの記録による)。リーダーシップを発揮していたり、説得力があって人に影響を与える人に憧れ研究し、自分も同じようになりたい!と実践していました。ところが、私が同じことをやってもなぜか浮いてしまう、場が白けてしまうのです。やり方がまずいのかなと見本を研究しなおして再チャレンジするのですがやはりうまくいきません。学校でリーダーシップを発揮するような役割を担いたくても選ばれなかったりうまくまとめられなかったり、自分の理想と現実の溝が埋められないことに落胆していきました。まだ幼すぎて方向性や視点を変えてみることなんて思いつきもしなかったのでしょうね。
そんな中、友人が児童会選挙に出馬することになり私はそのサポーターを頼まれました。自分がリーダーシップを取ることに憧れていたのでサポーターというのに不満があったのですが、やってみると案外のめり込んでいったのです。朝はその友人より早く来て朝の会で発表する演説の段取りをしておくとか、先生と友人の間に入って選挙活動のスケジュールの確認をしておくとか、友人が有権者(まあ、いわゆる他の児童です)から好意的に思ってもらうように私も日々コミニュケーションをとっておくなど。リーダーとサポーターの2つの視点(立場)で同じ目標に向かって邁進していくということをその時知りました。そこから私はサポーター業務に近いことを職業として意識するようになったのです。はじめは好きというより向いているという感覚でしたが、そのうちサポーターという役割が好きになりました。
私自身「秘書」という表現にこだわりはなく、オフィスアシスタントでも事務補佐員でも肩書はなんでもかまいません。ただ、サポートするという本質を必ず仕事を選ぶ際に軸にしています。秘書とは別のお仕事をすることがあってもこの本質はぶれないようにサポートを意識して行っています。自分の理想と現実の自分の間でうまく行かない時、同じ物事でもアプローチの視点を変えてみるとうまくいくこともあるかもしれません。こんな私の話が参考になるかはわかりませんが、、、。
それではなぜ大学研究室の秘書なのか?というのはまた別の話なので機会があればお話ししようと思います。