こんにちは。数あるブログの中からご訪問あ りがとうございます。このブログは私の個人 的感想や経験なので1例として参考にしてい ただけたら幸いです。


この時期は多くの大学で入学式があります。大学院も基本的には大学と同じ日に入学式があるので研究室にも新大学院生が入ってきます。医学部などを除き、四年間(以上の場合もあり)の学業を終えてさらに修士課程で2年、博士になれば四年以上は費やさなくてはならない生活が始まります。※繰り返しになりますが大学によってシステムが違うのでご容赦ください🙇。

文系の研究(論文)というのは着地点を見つけるのが非常に難しく、研究生活の中で壁にぶつかってしまうことはたくさんあります。ライバルの研究が先生から称賛されたり、自分の研究が他大学で先に成果が発表されたりで一喜一憂することもあるでしょう。私生活でもお金に不自由なくアルバイトをしなくても院に通学して書籍も買えてさらに美味しいものも外食できる恵まれた生活ができる人もいます。とにかく他人が羨ましく思えてしまうんですね。これは院生活に限ったことではなく、私も含め多くの人が人生一度は陥る状況ではないでしょうか。研究室の人々や周りの人や学校のカウンセラーにこの状況を相談できる元気があるときは良いのですが、精神的状態が悪化していくと家から出ることもできなくなります。そうなるとこちらもどうしようもなくなってしまいます。「知識は院に入ってからつけていけばいいけど、根本的に精神が健康であることのほうが重要じゃないかな」とボスは言います。他人と比べているうちに、昨日の自分と今日の自分に研究の変化がないこと、これが何年続くのだろうと悶々と塞ぎ込んでいきがちです。自分と向き合う時間が多すぎて最終的に自分が自分に嫌気がさしてしまうといいますか、、、院生活あるあるなのです。うちの研究室は院を希望する方とはメンタルヘルスについて確認するようにしています。やはりボスも私もメンタルヘルスの専門家ではないので完璧なフォローはできません。24時間一緒にはいられないので、どうしてもご自身でメンタルヘルスに対応してもらわないといけない状況が起こります。場合によっては願書出願前にお断りもしますが、それもお互いのためだと思います。大切な1人の人生の数年を研究室で預かるわけですからボスも私も安請け合いできません。

院を希望される方でメンタルヘルスについて不安がある方は入学選抜の前に指導教官になるであろう先生と面談してよく相談することをおすすめします。