こんにちは。数あるブログの中からご訪問あり がとうございます。このブログは私の個人的感 想や経験なので1例として参考にしていただけ たら幸いです。*もし本ブログ内の内容や言葉を一部抜粋して使 用される場合は事前に必ず(コメント欄などに て)ご連絡いただきますようお願い申し上げま す。


ボスの執筆物の整理に2つの方法を用いています。アナログ化がその1つです。これは古典的な方法なので昔からあったとは思うのですが、やり方は変わらなくても使う道具が進歩しているのでストレスは少なくなっているはずです。


手順はいたって簡単で、執筆物の中から該当箇所を切り取る(コピーする)、空白部分に日付を記入する、台紙を用意して貼り付ける、ファイリングする、所定の場所に閉まって保管、時期がきたら保存に移す、です。※実はアナログ化の工程の合間にデジタル化の作業が入りますがここでは割愛します。


作業自体はシンプルですが、この他にもルーティンワークとエマージェンシーワークがあるので案外進まないのです。ただ、執筆物というのは文系学者に対する社会的業績評価に際してとても重要なものになります。ですから、サポート側としても気合を入れて取り組みたいところなのです(これを私は「推し活」と称しております)。


あとは大量にあるため、切り取ったりコピーのあと日付や出典を入れるとき間違えのないようにしなければなりません(これを間違えると大変なことになるのです)。かなり集中力を使います。ボスはこの作業を信頼して任せてくれています。不意に以前執筆したなにかがいるとなったときすぐに私がファイルから取り出してお見せできることを期待してくれていると思います(ボスは自分でファイルを探されると思いますが、あえて私のプライドを尊重していったん聞いてくれます、デキた上司に感謝)。


ただ、不思議なものでいくつかの媒体でボスは頻繁に書かれているため慣れてくるとどのページのどのあたりにあるのか感が効くようになり探すのに時間がかからなくなります。手順も体に叩き込まれているせいか勝手に手が動いて処理でるようになっているので慣れとは(良い意味で)恐ろしいものです。今はボスと雑談しながらもほぼ手を止めなくてもいけるようになりました。


執筆物を切り取るとき、私はハサミではなくカッターを使います。ハサミだと案外曲がったりするのです。昔々に鉛筆削りをカッターでやる方法を教わってからカッターの便利さに慣れてしまいました。タイミングと勢いがあればスーっと綺麗にきれます。そして怪我防止のため、使用後は毎回カッターの刃を戻します。それから切り取ったらすぐに日付と出典を書き込みます。そのときは消せる黒のボールペンにしています。※ここで電子化処理を挟みますが割愛します。


最後に台紙に貼って、ファイルにいれます。執筆物の切り取抜きはクリアファイルにいれて差し替えや廃棄(破棄)がすぐにできるようにしておきます。時間が経つと(すでに経っているものも含む)紙が焼けて劣化もします。ですからなにか加工といいますか、なにかを施したほうがよいのですが提出先によってはそれが認められない場合があるので(一次資料としてあるがままを求められる場合もある)、切り取ったらそのままアナログ化保管(保存)となります。


ボスの執筆物が社会的に評価されたり誰かの研究の資料となれば研究室としても評価されます。そして若者たちが熱い想いをもってうちの研究室で学びたいと門戸を叩きにきてくれます。こうして社会に役に立つ研究が受け継がれていくのだとおもいます。


研究の執筆物は、書くひと、読む人、管理するひとそれを学ぶ人、様々な人の手で受け継がれて歴史になるのだと思います。