いつも「みなみの風通信」をご覧いただきありがとうございます。
みなみの風こども園主任&カウンセラーの野間直人です。
2022年寅年もこころのこと、保育のことなどお役立ち情報をお伝えしていきますので、
本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m ← これはもう古いですかね😅
さて新年第1弾は、心の栄養と言われる『ストローク』について、
お伝えしようと思います。
まずは質問です。
今日朝起きてから、どなたかとお話はされましたか?
その時、どんなお話をされましたか?
例えば私の場合、朝職場に来て、職場の人にまずは挨拶をしました。
「おはようございます」
すると相手の人も「おはようございます」と返してきました。
これで『ストローク』の交換ができたわけです。
また、こんな方もいらっしゃるかもしれません。
朝、顔は知っているけど名前は知らない近所の方とゴミ捨て場ですれ違ったとき、
お互いに顔を見合わせ軽く会釈しただけ。
実はこれも『ストローク』交換をしたことになります。
交流分析という精神分析理論では、『ストローク』は
ある人の存在や価値を認識する言動や働き
と定義されています。
私が挨拶したように言葉でやり取りするストロークを『言語的ストローク』、
会釈をしたり、手を振ってバイバイしたりと言葉を使わないストロークを『非言語的ストローク』
と言います。
挨拶するという行動は、皆さんも少なからずされていると思いますが、
挨拶されて嫌な気持ちになる人はいませんよね。
それが「○○さんはいつもがんばっているね」と認めてもらえたら、
気持ちもいいし、さらにやる気も出てきます。
このように、もらって心地良い(快)気持ちになるストロークを
『肯定的(プラスの)ストローク』と言います。
ちなみに挨拶も肯定的(プラスの)ストロークに含まれます。
逆に注意されたり、非難されたり、皮肉を言われたりと
もらうと不快な気持ちになるストロークを『否定的(マイナスの)ストローク』と言います。
肯定的(プラスの)ストロークと否定的(マイナスの)ストロークにはそれぞれ
言語的と非言語的なものがあります。
1.肯定的ストローク
①言語的
ほめる・励ます・挨拶する・お伺いを立てる・一緒に遊ぶ・
話しかける・仲間に誘う・お礼を言う・
感謝の意を伝える・賛成する・許してあげる・教えてあげる・
認める・間違いを謝る・ねぎらう・
相談にのる・許可する・勇気づける など
②非言語的
おんぶ・抱っこ・撫でる・抱きしめる・見守る・さする・
傾聴する・うなずく・任せる・信頼する・握手する・
見つめる・微笑む・添い寝する・関心を持つ・真心で接する・拍手する
保護する・会釈する・目を見る・秘密を守る・尊敬する など
2.否定的ストローク
①言語的
叱る・馬鹿にする・けなす・責める・反対する・
悪口を言う・不平不満を言う・文句を言う・
非難する・命令する・禁止する・強制する・催促する・
嘘をつく・しらをきる・信用しない・
噂話・陰口・邪魔する・軽蔑する・侮辱する・秘密をばらす
②非言語的
叩く・つねる・蹴る・げんこつ・お尻を叩く・抑える・
押す・シッペする・見下ろす・にらむ・
顔をしかめる・嫌な顔をする・眉をひそめる・
機嫌が悪くなる・ねがえる・嘲笑する・
恥をかかせる・自由を奪う・
思考や感情や行動をコントロールする など
いかがでしょうか?
文字を見ているだけで、肯定的ストロークは元気になったり笑顔になりそうですし、
否定的ストロークは、しかめっ面になりそうですね。
しかし、実はどんなストロークであっても「ないよりはまし」なんです。
ストロークを与えない状態を「ノンストローク」と言います。
無視・無関心・約束を守らない・仲間はずれ・目をそらす・
そっぽ向く・与えない・聞こえない振りをする・
返事をしない・取り合わない・注意しない・ほったらかす・
挨拶しない・言うことを聞かない・メールや電話の返事をしない など
(こどもに対して)抱っこしない・食事を与えない・
話しかけない・お風呂に入れない・病院に連れて行かない など
(カップルで)愛情表現をしない
先にストロークは ある人の存在や価値を認識する言動や働き と言いましたが、
「ノンストローク」においては、あなたの存在や価値を認めないという状況ですので、
精神的にとても辛く感じます。
またこどもに対する「ノンストローク」は「ネグレクト」という虐待事案になります。
実はこどもの心身の発達において、ネグレクトは否定的ストロークよりも影響が大きいことがわかっています。
そのためこどもは、本能的に何とかしてこちらを向いてもらいたいと
「ダメ」と言われることをして、否定的ストロークであってもストロークをもらおうとします。
少なくとも、叱られている時や身体的や精神的に暴力を受けている時は、
大人はこちらを向いてくれるからなのです。
このように「ストローク」は私たちにとってなくてはならない「心の栄養」であり、
こどもにとっては「心と体の栄養」と言うことができますね。
「ストローク」についてはまだまだお伝えしたいことがありますが、
長くなりましたので続きは次回のお楽しみということで😅
今回も読んでいただきありがとうございました。
+++++ Naoto +++++
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