テレビの感想文 | 磯島の話

磯島の話

心さらけ出して書いてます。

情熱大陸見ました。
動物写真家の前川貴行さん。

私あまり情熱大陸とか見ない方ですが、
昨日はなんかふと入り込んで
見てしまいました。

見た方はご存じだと思いますが、
私が一番はまった言葉が、
「写真を通してみる人の人生に
ふれるような写真・・・」
私風情が何をえらそうにと思う方も
いるかもしれませんが、むちゃ共感です。

動物を綺麗に撮るでもなく、
シチュエーションをそのまま撮るでもなく、
ひとつの生として、
内に秘めるメッセージを撮る。
何かを訴えかけているような。。
そんな絵を撮る。
感銘を受けました。

特に動物は何を考えているのか
私たち人間には分からない。
でも、分からないがゆえに
ストーリーの幅は無限大。

住んでいる土地。動き。表情。声。
レンズから見える光景から
生まれるストーリー。

そしてその想像したイメージは
時として人の人生を変えるものかもしれない。

私は写真家でも絵描きでもなければ
ただの広告制作企画の人間であり、
ひとえに共感といっても
まったく視点が違うのですが、
この世界は大好物と改めて思いました。

これからも、
私唯一レンズ、視覚から
物語を(言葉や映像や広告とかで)カタチにし、
少しでも人を感動させればって気持ちです。

ちなみに私が最近心に残った風景は

①飲食店でカレーを食べる
新卒君っぽい男子2名。

②目の前で肉を焼いてくれる
お店で見たおじさん1名。

この二つ。

①飲食店でカレーを食べる
新卒君っぽい男子2名については・・・・

一見ただの昼休みの光景なんですが・・・
実はこのカレー屋、

□オフィス街なのにあまり流行っていない。
□カレー500円と超激安。
□お店の中は黄色ライトで薄暗い。
□夜はかなりディープなオールドパブ。

たまたまですが、
私が最近見かけた光景は新卒君2名が
カウンターの端と端でカレーを
無心になって食べていた。

見る人の人生観によって取り方は
様々だと思いますが私は心打たれました。
「君たち会社は楽しいかい?さみしくないかい?」
「俺が先輩になってやろうかい?」
余計なお世話かもしれんな。。。

次に
②目の前で肉を焼いてくれるお店で
見たおじさん1名。

実はこの店メニューも豊富で
次から次にお客が入ってくる商業ビル内にある繁盛店。
私は先に食べましたが、
「騙されたー!!!」と思うくらい美味しくなかったのです。
焼いてるところは間違いなくおいしそう!
でも食べたらお祭りの的屋以下でした。

そんな事も知らずに
そのおじさんはすごく楽しみにしている顔で
ニコニコしながら焼いてる肉を眺めていたようです。
漫画ならヨダレが垂れている様子でしょうか・・。
(これは聞いた話です)

食べているところは見なかったのですが、
どうなったんやろう。。。。
「おっさん!肉は美味しかったか?」
「美味しくないぞ!って言ってやれんでゴメンな」
これも見る人によって取り方は様々だと思います。

①②ともにめっちゃいい写真撮れたやろうけど、
現実問題どんないいカメラマンでも撮られへん絵です。
肉眼というシャッターで撮り、
そして脳というハードディスクに保存されました。

何気なく生きてますが、世の中は
色んな表情があり、それは時として人の人生を
かえるものなのかもしれない。

人生大きくかえる出来事って
見え方ひとつかもしれません。私はまだまだ見たい!!
何気ない景色。見逃さないように!
少しでも面白く見えるように!
ポジティブもネガティブも受け入れんと!
人間らしいは美しい。