「活弁士」とは、簡単に言うと、
無声映画にナレーションやセリフを入れて、
その映画を分かりやすく伝える人です。
従来は、「活弁士」の方々は、
映画解説者のような立場で、
映画を観てくれれば良くて、活弁士の方々は裏方です。
しかし、私が観させていただいたのは、
活弁士の方にスポットを当てて、
活弁士も1人のタレントとしてお話をするような映画でした。
映画というよりも舞台に近いものだと感じました。
活弁士は、無声映画に対して、生で語っていました。
観客の反応などを見ながら、感じながら、
語るのは、まさに舞台でしょう。
また、古い無声映画は、
最近の映画に比べると、
情報量が圧倒的に少ないのです。
活弁士の方々は、情報量を補うのではなく、
「こんな解釈もできるよ」ということを提示しているように感じます。
私は影絵劇をしています。
影絵劇が面白いと感じるのは、
観る人によって、感じ方考え方が異なるところです。
無声映画と活弁士の面白さは、
私が影絵劇に感じる面白さと近いものがあると感じました。
エンターテインメントは、
広くて深い世界だなーとつくづく感じました。