玉田です
今回は久しぶりに機能訓練&レクリエーションを紹介します
過去に紹介した記事も読んでいただけると嬉しいです
過去に紹介した機能訓練一覧
今回は手指の巧緻性(こうちせい)訓練の一つ
つまみ動作の訓練&レクリエーション
を紹介します。
高齢になってくると、つまむ動作がし辛くなったり力が入りにくくなったりします
そうなる原因は色々あるので一概に言うことはできませんが、日頃から訓練することで機能の維持向上を行うことができます
用意するものは
洗濯バサミとペットボトルのキャップです。
洗濯バサミは100均一で買えますし、ペットボトルのキャップは捨てるものですし、非常にリーズナブルです(笑)
やり方は簡単です
洗濯バサミをつまむ(洗濯バサミの先を開く閉じる動作を繰り返し行う)だけです
地味な運動なのですが、筋力が弱くなっている人には辛く感じるでしょう
(辛いと感じるなら、それは鍛える価値があるということでもあります)
持ち方も色々あります(画像参照)
同じ、親指と人差し指でつまむ動作でも、する動作によって使う指の部分は違ってくるので、持ち方を変えて行うことをお勧めします
基本は親指と人差し指ですが、指を変える(親指と中指など)のも良いです。
利き手じゃない方の手で行うのも良いです。
また、洗濯バサミによって硬さ(負荷や難易度)が違うので、可能であれば何種類か洗濯バサミを用意しましょう。
洗濯バサミを使ったつまみ動作の反復訓練で訓練としては充分ですが、正直なところ面白くないですよね
同じ訓練するなら、楽しい方(ゲーム性がある方)が良いですよね
と言うことで、つまみ動作を応用した訓練(レクリエーション)として
机に並べたペットボトルのキャップを時間制限内に何個つまめるか
(つまんで皿などに移す)
というゲームにしても良いと思います。
動画ドーゾ
ただ、こういうルールであれば、同じ人(能力の高い人)が勝ってしまうので、能力が低い人でも勝てるように“運要素”を取り入れる工夫も大事です
例えばですが、ペットボトルのキャップに数字(得点)を書きます
机にキャップを複数個並べ(数字の面は見えないように下にして)利用者さんに指定した個数をつまんでもらい、キャップに書いてある得点の合計を競うようにします。
こうすれば、速さは問わないですし、運要素が大きいから誰もが勝つチャンスあるでしょう
能力の違う人が多くいる高齢者施設では、このような工夫や適切な職員の介入(介助)は凄く大事になってきます
まあ、すごく難しいことではありますが、そこが機能訓練指導員や介護職員の腕の見せ所なのかなとも思います
簡単なので是非やってみてください
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