自民党総裁選ではトランプ米前大統領と渡り合える人を | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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米共和党のトランプ前大統領は、7月18日の協和党全国大会において大統領候補の
指名受諾演説に臨んだ。
「米社会の不和と分断を修復しなければならない」と語って、党派対立が続く米国の
団結を目指すとしたものの、従来通りに民主党を敵視して批判する姿勢も目立った。
一方で、現大統領のバイデン氏を巡っては、民主党内の撤退論が有力者にも拡大して
きたようだ。「バイデン氏では、トランプ氏に勝てないとの判断に傾いている」との
報道が相次ぎ、トランプ氏の大統領への返り咲きは次第に確実視されつつあるのかも。
11月の大統領選でトランプ氏が返り咲いた場合、「実際にどんな政策をとるのかは
トランプ氏のみぞ知る」ところである。しかし、安倍前総理なき今は、日本もタフな
交渉を強いられるであろうことは容易に想像できる。
トランプ政権2期目が発足をすれば、そのインパクトは 極めて大きいであろうから、
トランプ氏の側近や元高官への取材を重ねて可能性を聞き出す作業は、今後ますます
重要性を増すことだろう。
日本がこれまで外交・安全保障分野で積み重ねてきた努力と貢献をトランプ氏やその
側近に丁寧に説明していくことが大切なのである。
ところが、かつての安倍晋三氏のように、トランプ氏とわたりあえる政治家は、いま
果たして存在するのだろうか?

小生が愛読する産経新聞7月19日付け朝刊コラム【産経抄】から一部加筆のうえで
引用して紹介する。
実質的に日本の次期首相を選ぶことになる 9月の自民党総裁選では、通常の場合とは
異なり、考慮に入れるべき要素がある。唯一の同盟国である米国共和党の大統領候補
指名を受諾し、返り咲きが有力視されるトランプ前大統領と「誰が最もうまく 言葉で
切り結べるか」という視座である。
「トランプ氏からは、日米貿易交渉の際に『茂木はタフだ』と言われたこともある」。
「茂木敏充幹事長」が最近、このエピソードをよく引くのも 「我こそは」という自負
の表れなのだろう。連続期間として 戦後最長の4年8か月間にわたって外相を務めた
「岸田文雄首相」も、外交には自信を持つはずである。
このほか自民党総裁選の下馬評では、「河野太郎デジタル相」,「高市早苗経済安全
保障担当相」,「小泉進次郎元環境相」,「加藤勝信元官房長官」,「石破茂元幹事
長」,「小林鷹之前経済安保担当相」…と多くの名前が挙がる。それぞれ政治経験を
積み、心に期するものがあろう。
「強い米国を取り戻す!」。7月18日の指名受諾演説にて、トランプ氏は強調した。
「強い日本を取り戻す」をスローガンとした安倍晋三元総理を彷彿とさせる。安倍氏
は好き嫌いが激しいトランプ氏の信頼を勝ち取って日本の国際的地位を安定、向上さ
せたが、シンパシーの源は何か。
安倍氏は2016年11月、大統領選に勝利したトランプ氏との初会談のために、米
ニューヨークへと向かう前日、抄子にユーモアを交えて語った。「トランプ氏の方が、
オバマ大統領より早く関係を作れるんじゃないかな。彼はかなり強いリーダーが好き
みたいで、幸い私も『強権的』と言われているからね…」と。
自民党総裁選の行方はまだ五里霧中だが、強い日本と強い日米同盟を構想して、世界
に説明できる人物に勝ってもらいたい。