契約書や申込書など、書類とにらめっこすることの多い本社業務。
書類上よく目にする漢字の中には、
本来の読み方と異なる読み方で浸透してしまっているものも沢山あります。
そこで本記事ではちょっと読み方に困ってしまいそうな漢字を取り上げたいと思います
●「続柄」の読み方
「続柄」とは、婚姻関係や親族関係といった具体的な間柄を表したものです。
続柄にあたる具体的な呼び名には「夫」「妻」「親」「子」などがあり、
正しい読み方は「つづきがら」です。
誤って「ぞくがら」と呼ぶ人が多いことから、
辞書などで俗な読み方として紹介されることも増えてきているようですが、
私の周りではあまり見かけません
●「相殺」の読み方
初めて見たときは「なんて読むの?」と思いませんでしたか?
相殺は「そうさつ」と読むこともありますが、
ビジネスシーンでは「そうさい」と読むことがほとんどです。
「そうさい」「そうさつ」のどちらで読むかによって意味が少し異なるので、
「差引きして帳消しにすること」として使う場合は「そうさい」と読みましょう!
●「役務」の読み方
「やくむ」は誤りで、正しい読み方は「えきむ」です
これも誤った読み方をしてしまう人は多いのではないでしょうか?
なお「役務」は他人のために行う種々の労働作業や公的な仕事のことを指す言葉で、
ビジネスにおいては商品を売買する取引とは違う、サービスのことを「役務」と言います。
●「重複」の読み方
「じゅうふく」と読んでいる人はかなり多く
慣用読みとして一般的に通じるのですが、
元々の読み方は「ちょうふく」です。
NHKや文化庁などが採用しているのも「ちょうふく」なので、
正しい読み方として覚えておくとよさそうです。
●「代替」の読み方
代替品や代替案などよく見かける漢字ですね。
本来は「だいたい」が正確な読み方ですが、
「だいがえ」という読み方も定着してきているみたいですね!
「替」を「たい」と読む言葉が少ないためにあまり馴染みがなく、
「だいがえ」と読む人が増えてきたのかもしれません。
「だいがえ」という読みを業界や会社で取り入れ、
慣習化しているところもあるようです。
全部読めたでしょうか?
社会人になってからも誤った読み方のまま覚えている漢字は結構多いと思うので、
気がついたらこっそり覚え直していきたいですね