新年のご挨拶~誰かを信じられることこそが希望 | 柿生・新百合ヶ丘の遺言・相続相談室☆行政書士みやはら法務事務所

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明けましておめでとうございます!

昨年も皆様には大変お世話になりました。

皆様のおかげで僕は何とかやれています。感謝申し上げます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

最近は気が向いた時だけブログを更新していますが、毎年お正月は前年の振り返りと今考えていることなんかを書くようにしているので、今年も書こうと思います。

人に見せるためというよりは自分の記録としてという感じかな。後で読み返すといろいろと気づくこともあるので。

 

 

お正月は相変わらず飲んで食べてダラダラ過ごしています。今年は入院中のお客様が数名いるので、いつ病院から電話がかかってくるか、ちょっとだけびくびくしながら飲んでいます。

今年もおせちは作りました。年末30日と31日はおせちの仕込みと大掃除が恒例です。だいたい「沢田研二ベスト」か「西城秀樹ベスト」を聴きながら(いや、歌いながら)仕込みや掃除をするのですが、今回は「西城秀樹ベスト」にしました。それとNHKの「ドキュメント72時間」の年末恒例スペシャルも仕込みしながらチラチラ観ています。2022年のベストワンは川崎市の「どろんこパーク」の回になりましたね。これには納得。僕もこの回は特に感動しましたよ。

そんな感じで作ったおせちをつつきながら、1月1日は「寅さん」を観るのも毎年恒例。今年は第39作の「男はつらいよ 寅次郎物語」にしました。これ、今まで観た寅さんの中でも好きなほうだな。伊勢志摩の賢島とか和歌山とか僕にとって思い出のある街が舞台だし、結構泣けた。笑って泣いて、こういう映画をお正月に観るのはいいですね。

 

 

さて昨年ですが、今の仕事を始めて10年という節目の年でした。10年なんてどんな仕事でもまだまだぺえぺえだと思いますが、慣れや中途半端な自信がつく危険な時期なのかもしれません。

昨年は追われることもなくマイペースでボチボチ仕事していましたね。特に新しいことも始めず、地道に目の前の仕事と向き合っていました。一年前のブログを読むと仕事の幅を広げるとか書いていましたが、全くできませんでしたね。というのも、新しいことに取りかかる気力を持つことができなかったのです。

 

 

3年前まではやりたいことだけやってストレスゼロの生活だったのですが、コロナ禍になっていろんな部分でストレスを感じるようになり、昨年はいまだかつて経験したことのない絶望感のようなものに襲われ閉じこもりがちになっていたんです。

施設や病院の過剰な制限。無自覚な集団圧力。街にはこうしましょう、ああしましょうといったアナウンスや貼り紙が溢れ、それに従うマスクの人の群れを見るだけでストレスを感じてしまう。閉塞感に押しつぶされそうになるから仕事と買い物以外ではほとんど出かけることがなくなってしまいました。

 

なぜ人々は自分で考え自分で判断することができないのだろう?

「お願い」や「推奨」に従う従わないはそれぞれの自由というのが大前提であるはず。にもかかわらず、大多数の人がそれに従うといつの間にかそれがルールのようになり、従わない人は「ルールを守らない悪い人」みたいに見られてしまう。

おかしくない?

そんな従順で思考停止した大衆が作り上げた空気が圧力となり、少数派の人々をじわじわと追い込んでいく。

この国が今どれだけ異常であるか気づかないのだろうか?

 

 

間違いだらけのコロナ対策や経済政策、そしてブースター接種によって日本は世界から取り残され、滅亡への道を突き進んでいます。岸田政権がそれを更に加速させている。

一昨年に超過死亡数が異様に増えたけど、昨年はそれを更に上回る超過死亡数となり戦後最大の死亡者数になることが確定しています。コロナじゃありませんよ。コロナ以外の死亡者が激増しているのです。昨年、日本で戦争ありました?大災害ありました?これは大問題なのにマスコミはほとんど触れない。自殺者も増え、出生数は減った。子供たちの自由を制限し未来を奪っていることにも気づかない。

人生100年時代が来るなんて数年前から言われているけど、そんな時代が来ることはまずないでしょう。今後日本人の平均寿命は下がっていきますから。
 

30年後には日本という国はなくなっているだろうと僕は本気で思っています。今のままだと、ひょっとしたら20年後かもしれない。今でもアメリカの属国ですが正式にアメリカの支配下に入るか、日本の企業や不動産を買い漁っている中国の支配下に入るか… どっちも嫌です。なんとかしたい。でもこのままじゃそうなってしまうでしょう。

陰謀論とか言わないでくださいね(笑)冷静に現状を捉え、歴史の知識を踏まえれば、おそらくそうなると思っているだけですから。

 

 

昨年は絶望を感じ、滅びゆく国で自分はどう生きるかを真剣に考えた一年だったな。こんな気持ちになったことはなかった。そんな一年の終わりに、ひとすじの希望の光を差してくれたのが「エルピス」でした。

長澤まさみさん主演のテレビドラマ「エルピス」。先週、最終回が放送されましたが本当にすごい最終回でした。胸が震え、涙が溢れました。昨年No.1のドラマだと思います。冤罪と正面から向き合い、報道のあり方についてあそこまで切り込み、正義や希望とは何かを問いかける制作者たちの熱量が半端なかった。

最終回には心に響いたセリフがいくつもあったな。

 

「一人の人間としてまともに生きたいだけじゃん。当たり前の人間の普通の願いがどうしてこんなにも奪われ続けなきゃいけないのよ」

 

「希望って、誰かを信じられるってことなんだね」

 

「この世に本当に正しいことなんてたぶんないんだよ。だから正しいことをするのは諦めて、代わりに夢を見ようよ」

 

最後のほうで大盛りの牛丼を食べながら「なんとかなる気がしてきた」と笑顔になるシーンもめっちゃ良かったな。

いまだかつてないほどの絶望を感じた一年の終わりに「エルピス」が微かな希望をくれた。僕にも信じられる人がいるし、僕を信じてくれる人もいる。それこそが希望なのかもしれないと思えた。このドラマに出会えて本当に良かった。

新しい年の始まりに少しだけ前向きさを取り戻せたように思います。

 

 

この3年近く続いたコロナ茶番。まだまだ続くのでしょうか。

科学も医学も無視され集団ヒステリー状態に陥った日本。今年こそは終わらせることができるのでしょうか。

この問題は、終わるのを待つのではなく、それぞれが終わらせる話なんです。「コロナウイルス」が問題なのではなく「コロナ対策」が問題なのです。対策が間違っているから被害が拡大したのです。

2年以上前から僕は言っています。終わったらマスクを外すのではなくマスクを外したら終わるのだと。現に日本以外の国はそれで自由を取り戻している。ウイルスの問題ではありません。人々の自由を取り戻したいという意思によって終わらせたのです。

つまり逆を言えば、マスクとワクチンを続ける限り永遠に終わらないということです。この国の人たちは一体どうしたいのでしょうか…

まぁ日本全体のことなんて考えるとまた絶望的になってしまうので、僕は手の届く範囲で身近な人だけを大切にしようと思います。そうすることでなんとか希望を持てるような気がするから。

 

 

冷戦の終焉にヴェルヴェット・アンダーグラウンドやデヴィッド・ボウイの音楽が影響を与えていたという内容の番組を先週NHKで観ました。すごく興味深かったです。僕は10代の頃にヴェルヴェット・アンダーグラウンドをよく聴いていたのですが、チェコスロバキアの民主化運動にヴェルヴェット・アンダーグラウンドの音楽が多大な影響を与えていたなんて知りませんでした。

音楽は世の中を変える力を持っているんですね。希望を与えてくれます。根底には人々の怒りがあります。昨年、僕が絶望感の中でよく聴いていたのはオアシスやU2でした。20代の頃によく聴いていたけど、改めて聴くとやっぱり力強くて美しい。こういう音楽に僕は支えられて生きてきたんだなと思いました。

 

 

30年前の今日、僕はオーストラリアにいました。広い世界を見たくて日本を飛び出しシドニーに住んでいました。仕事をしてお金が貯まったら旅をするという生活を一年近くしていました。エアーズロック。ゴールドコースト。アデレード。いろんなとこ行ったな。大晦日にはハーバーブリッジの花火を見て、お正月は1日も2日もビーチで寝転んで青い空を眺めていたのを覚えています。真夏ですからね。当時のオーストラリアはとにかくゆるくて自由な空気が満ち溢れていました。今は違うみたいだけど。

あの時に自由の大切さを実感した。自由は何よりも大切だ。

世の中はもっとゆるいほうがいい。無駄なものこそが豊かさを生む。僕はそう信じているんです。

 

世界は今、ジョージ・オーウェルが描いたような管理社会に近づいています。僕は絶対に嫌だ。僕は弱者だけど、自由を守るためにこれからも弱いなら弱いなりに闘っていきたいと思います。

 

 

今年は昨年よりも良い年になるといいな。

ささやかな希望を胸に頑張っていこう!

 

 

 

最後に。

昨年亡くなったアントニオ猪木さんとジャンリュック・ゴダール監督。僕がこの二人から受けた影響は計り知れません。

10代の頃、僕はプロレスファンで何度も会場に足を運び猪木さんの試合を観戦しました。20代の頃、ゴダール監督の「勝手にしやがれ」や「気狂いピエロ」に衝撃を受け、何度も繰り返し観ました。この二人は間違いなく僕を作り上げた大事な大事な一部です。僕の中に二人がいます。

ご冥福をお祈りします。