金剛峰寺にて。
連休の中日に妻と高野山に詣でてきました。
宗教には全く疎い方で、高野山に詣でるのもこの年になって初めてです。
最近のパワースポット人気にあやかって、少しパワーを分けてもらおうという気軽なハイキング気分でした。
せっかく行くのだから、宿坊で精進料理をいただこうと、あらかじめ予約をしておきました。
ちゃんと、高野山観光協会・宿坊組合というのがあって、ネットで予約ができます。
安心して予約できるので、特に「この宿坊に行きたい」、という人でなければお勧めです。
私の住む阪神間からだと、阪神・南海の「高野山1dayチケット」というのがあって、往復にバス乗り放題、拝観割引券などが付いて2900円でした。普通に阪神と南海を乗り継ぐと片道1600円ほどかかるので、かなりお得ですね。路線によって値段は違うようですが、阪神沿線からだとどこからでも2900円のようです。
聖地の入り口にある「女人堂」。開山から約1000年に亘り女人禁制であったにもかかわらず、
女性の参拝者も多く、この女人堂から拝んだそうです。
高野山交番。昔の寄り合い所を思い出させる、雰囲気のある建物。
精進料理をいただいた本覚寺の山門。
一の膳は名物の胡麻豆腐、野菜の天麩羅、黒豆
二の膳は、炊き合わせ、もずく、茄子田楽、湯葉揚げとよもぎ餅。
どれも美味しかったけど、吸い物とご飯以外はみんな冷たい。
修行用の食事だからかも知れないですが、天麩羅は揚げたてが食べたかったですね。
境内には大きな犬が2匹くつろいでました。
高野山では犬を連れて参拝する人もたくさん見かけました。弘法大師が白黒2匹の犬に導かれてこの地を選んだという故事にちなんだのか?と勝手に解釈しています。
最大のお寺、金剛峰寺の石庭。
弘法大師の御陵がある奥の院へ向かう途中は、広大な墓地になっています。
いろんな会社も物故者の慰霊碑を立てています。
写真は「福助株式会社」。フクスケの像がいいですね。
シロアリの供養塔も発見。
樹齢数百年の杉林は心を洗われるだけでなく、森林浴にもなりますね。
奥の院は撮影禁止だったので写真はありませんが、地下には巨大な金剛杵(コンゴウショ)と数珠が置かれており、皆がそれをなでていきます。
開山1200年を経てこれだけ多くの人の心を引きつける弘法大師の徳に触れることができたのは貴重な機会でした。