近づく足音・・・。暗闇からの恐怖!!



ドームの仕事で思い出したのだが、当日ナイターが終わり、
後片付けをして、従業員専用EVにて、私を含め3名が乗り込んだ。

3Fより1Fへ降りボタンを押して、私たちは今日のナイターの話題で
盛り上がっていた。


EVが止まったので、私たちは何のためらいも無くEVから降りた。
話に夢中になり、私たちが周りの状況に気付くのに2秒ぐらいかかった。



「はっ」と気がつくと、辺りは照明がついてなく、

次の瞬間、EVのドアが唐突に閉まり、辺りが暗闇とかした・・・。

私たちは呆然と立ちすくんだ。っと言うより、立ちすくんだと思う。なにせ
辺りはまったくと言っていいほど何も見えない暗闇なのだ。


私たちはなぜ?どうして?という思いであったが、

ふと気付き後ろを振り返ると、EVの階数表示のほのかな光が確認できた。
ここは2Fだった。そこで私たちは驚いた。なぜなら、通常2Fは駐車場で、
このEVは2Fへは止まらないのだ。
しかも、ここは閉ざされたEVホールに
なっていて、そとへは、重い鉄の扉を開けなければならないが、当然誰も
降りないので、鍵がかかっている。


とにかく私たちは、このEVホールから脱出したく、EVの階数表示の明かり
を頼りに、下行きのボタンを押した。

反応が無い。


上行きを押した。

同じく反応が無い。


ボタンが操作不可能になっている・・・。

なぜ?どうして、この階で止まったの?


私たちは半分パニック状態になった。
EVで降りられず、ドアも開かない状態で、小さな部屋に暗闇の中、監禁状態
になったのだから・・・。


「助けてくれー!!」


誰かが、ドアを叩きながら叫んだ。
その声で私たちも正気にもどった。

ドアを叩いた。


ドン・ドン・ドン!!


数分したが、反応無し。

しかもEVもさっきから1Fで、動いていない。

当然だろう、我々が最後にでてきたのだから。
どうしよう。もし出られなかったら・・・。という思いが頭をよぎった。


その時、暗闇の中から、静かに近づいてくる足音が・・・。              続く