②都市○盤株式会社

 「こんにちは。」その会社にお伺いすると、社内の奥に若い兄ちゃんたちが。

 何か気になる。おれの野生の勘が働いた。

 と考える暇もないうちに、社内の応接室に通された。

 なんかアンケートみたいなものを書かされ、しばらくすると、

 タッタッっと軽快な足音とともに、ガチャ!

 痩せ型の人物が入ってきた。

 「どうも。」

 いきなり彼は応接イスに腰掛けた。腰掛けた?

 というより、応接イスの肘掛部分に腰を下ろし、さらにクッション部分に

 寄りかかり、足は組んでいる。

 「えっ」っと俺は心の中で思ったが、言葉を飲み込んだ。

 「よろしく。」社長のようだ。

 有無を言わさず、会社の内容を話し出した。たまに「わかる?」と聞かれ

 「はあ。」と俺。

 おもむろに、その社長、分厚い財布を取り出し、これだけ儲かるよと

 暗黙の暗示。 突然、「よし、採用!!」

 「ええ?!」俺はびっくりした。

 「君は話をよく聞くから、幹部候補だね。頑張ってくれ。」

 「辞退いたします。」 会社の名前が堅そうだったんだもん!!