ホセ・ムヒカ 前ウルグアイ大統領 | 行政書士 堀総合法務事務所

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世界で最も貧しい大統領と呼ばれた、ウルグアイ第40代大統領、ホセ・ムヒカ前大統領。
(フルネーム:ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ)
(愛称:ペペ)


この度来日されましたね。

ムヒカ氏を初めて知ったのは、たまたまテレビをつけていた時に2012年の地球サミットでの演説のVTRを観たのがきっかけでした!



はじめは、映画「カールじいさんの空飛ぶ家」の実写版みないな方だなぁって印象でしたが、少しお話を聴いていると、何とも言えない聴く者を惹きつける独特のゼスチャーと独特の間、そして核心ばかりを突いたお話の内容。

そういうことに全く関心のなかった私が、テレビに釘付けになって真剣に聞いていたのを覚えております。

来日が決まってとても気になっていた方でしたが、4月5日に来日されて大阪や京都や広島にもお越しになられたようです。

出来れば一目でいいし、生でお会いしてみたかったです。

私自身、今まで色んな方の演説を聞いてきましたが、心を打たれたりするお話をされる方はほとんどおられませんでした。

すごい肩書をお持ちのお偉いさんが、いくらええことを語っておられたとしても、所詮その根底にはお金儲けが絡んでるのが見え見えでしたのでね!

しかし、ムヒカ氏は別格でした。

一国のトップにもなった人が、任期中は大統領公邸にお住まいになられず、首都モンテビデオ郊外の質素な農場に奥様と愛犬と住まれ、大統領の月収約100万円から、自身の生活費は自国の平均月収程度の約10万円とし、月収の約9割を寄付され、任期中の5年間で慈善事業に総額5000万円以上の寄付をされたそうです。

そんな質素な生活をしておられ、紆余曲折な人生を歩んでこられた方だからこそ、発せられる一言一言が凄く重くて、説得力があって、心に突き刺さります。

私自身、色々と考えを改め直す必要があると思いました。

ムヒカ氏の言葉はその全てが胸に突き刺さるのですが、その中でも個人的に一番心に残った言葉!

「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

私の知り合いにも思い当たる人間がおり、以前は次々に欲しいものを購入出来て羨ましいと思った時もありましたが、次第に段々とエンドレスに物を購入していく様があまりにも哀れに思っておりましたが、ほんまその通りだと改めて痛感させられました。

向上心と上記内容は全くの別物ですしね。

ムヒカ前大統領もお年もお年なんでもう多くは出来ないかもしれませんが、これからもご無理のない範囲で世界の人々にその説得力のある言霊を発していただき、世界をいい方向へ導いて欲しいです。

人々に笑顔を与えてくださり、この度の来日で日本の若者をはじめとした私や多くの日本国民に多大なる影響を与えられた、ムヒカ前ウルグアイ大統領に心から敬意を表します。

12日には帰国されるとのことですが、どうぞお帰りになられたらゆっくりとお休みくださいませ。。。

何事にも賛否両論ございますし、
こんな底辺で生息している私が言っても説得力はございませんが、
一人でも多くの方々にムヒカ氏の言葉に耳を傾けていただき、何かを感じ取っていただき、皆様のこれからの人生に役立てていただければ幸いです。