こんにちは。
スタッフのY.Oです。
日一日と寒さがつのり、
早冬の気配すら漂い始めた短い秋の頃。
いかがお過ごしでしょう?
秋、文化の秋、文化~文化~
というわけで(もないのですが、)私も先日、
別に【正倉院展】に行って参りました。
結構毎年、恒例行事となっておりまして、
今年もいざ!ということで。
毎年、様々なものがそれこそ、
もったいぶったかの如く、
小出し小出しに、展示され、
しかし、そのどれもが千数百年の時を経た代物であり、
一見ちっぽけなものも、時空を超え
天災地変を耐えしのいだ故の存在感とでもいいましょうか、
そんなものに心打たれます。
見るではなく観る、聞くではなく聴く(jo-taro曰く)
正倉院、その建築様式は有名な「校倉造り」
校倉、あぜくら、
小学生の頃、なぜこれが「あぜ」と読むのか、
とても納得ができなかった思い出があります。
ちなみに、校倉造りとは、とある辞書を引くと
「三角形・四角形または台形の断面をした木材を井桁(いげた)に組んで外壁とした倉」とある。
「三角形・四角形または・・・」はいい。何となく分かる。
が、「・・・井桁に組んで・・・」、井桁に組む・・・???
井桁!!!? なにがやねん!!!
で、井桁を引いてみた。そこには
「木で井の字に組んだ井戸のふち。ハッシュマーク」・・・
「ハッシュマーク?」さらに引く
「記号『#』のこと。音楽で使われる嬰(えい)記号『♯』とは異なるが、便宜的にシャープとよばれることもある。」!!!
!!?あれ、シャープやなかったんや!
そういえば、なんかむかーし聞いたことがあったような・・・。
実家に帰ったとき、何とはなしに固定電話の♯を指さし、
母親に聞いてみた。 母曰く、
「シャープや、シャープ。・・・あと、、、、いげた (←自信なさげ)」
(なんと!知っておるとは!ちくしょう!)
母親世代にとっては、まぁ当たり前に近いのかねぇ。なんと、なんと!
『故きを温ねて新しきを知る。』
『正倉院を訪ねてシャープとちゃうことを知る。』
『風が吹けば桶屋が儲かる。』
『♯を指させば母屋が囁く。』
この繋がりの無い、繋がり!
あぁ、無限! あぁ、正倉院! 文化の秋にふさわしい。
一文字が勝負の仕事、大事にせねば・・・(自戒)。