算命学とは

 

算命学はよく占いと間違われるのですが、占いではありません。

では何かというと、簡単に言えば思想であり、哲学の一種です。

実際には、古代東洋の自然科学思想からなる陰陽五行論と相性相克論の2つからなる教えと言われます。

 

算命学を学んでいると、その思想に共感するところがあります。

 

それは何かというと、人はその人の生きる役目や目的が環境と一致すれば、その人の生き方が(自然界で)受け入れられ、認められ、その人にとってより良い人生を生きることができるという点です。

そしてその思想をもとに、人の運命は予測することができるとされています。

 

そして自分の生きる役目や目的を知るために、「宿命」というのを紐解くのです。

 

宿命と運命

では宿命と何でしょうか?

 

「宿命」とは、生まれる前の世から定まっている人間の運命(さだめ)のことを言い、人の力で変えることはできないとされています。天命と言う場合もあります。

 

それに対し、「運命」とは人の力で変えることができるもので、適切な働きかけをすることで今後のなりゆきを良い方に向けることができます。

運命に比べると、「宿命」とはネガティブな意味にとらえられやすいのです。


ですから、私はこの「宿命」をその人がもつ個性や特有の価値観と呼んでいます。

 

人生を仮に車の運転に例えると、個性や価値観から成り立つ「宿命」とは車そのものだと思います。

あなたにはあなたにだけ与えらえた特有の車があります。

そしてそれを運転して人生を進んでいくのです。