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世の中が、ピンチの時だからこそ、
経営者の力量が試される時!

「勝つだけの経営から、生き残る経営へ」

サービス業に特化した店舗経営改善コンサルティング
キズカスカンパニー 代表の加藤です。
 

さて今回は・・・
『【キッチンジローの大量閉店に想うこと】

職人集団から抜け出せなかったビジネスモデル』

と題してお送りいたします。

 

 

ヤフーニュースなどでも、トップに上がっている

「キッチンジロー」の大量閉店。

 

私自身、キッチンジローの正社員として、
短い期間ではございましたが、在籍しておりましたので
残念と思う反面・・・複雑な想いです。
 

創業は【1964年】

 

今このブログをご覧いただいている方の中には、

過去に利用されたことのある方もいらっしゃるのでは

ないでしょうか?

 

本社(1階が店舗)は、神田神保町にありますので

お客様の中には・・・

「東京に出張する度に、学生(明治大学)時代を

思い出し利用している」

という声も、度々耳にしまいた。

 

利用された方ならご存知の通り、

【ボリューム感のある定食】が売り。

 

参考メニューはコチラ


私が入社(採用)したのは・・・

【新業態の開発メンバー】として

今から20年前のこと。

 

創業者の小林二郎さんが、まだ60代で、

社長として、都内に20数店、FC店3店舗、

セントラルキッチンが稼働していた頃でした。

 

二郎さん自身・・・

 

「今のビジネスモデルでは、先が・・・」

 

という思いで、新規事業開発担当として

3名採用されましたが、結局新事業を

立ち上がることなく解散。

 

どんな事業を提案したか?

 

それについては、キッチンジローさんが

今後も2店舗継続されるとのことですので、

いつか機会があれば・・・

 

 

キッチンジローも過去に二郎さんが会長となり

社長を交代した時期もありました。

 

しかし、上手く行かず、再度社長に返り咲き、

経営を持ち直してきました。

 

私が退職して数年後、息子さんが

社長に就かれたのは知っておりましたが、

お店を利用することもありませんでした。

 

2018年2月には、九州地方を中心に

ファミリーレストラン「ジョイフル」さんが

全店舗と関連会社を引き継がれ、

傘下となりました。

 

セントラルキッチンで一時加工まで行い、

店舗で最終仕込みをし、提供するスタイル。

 

当時、各店舗の店長をされていた方は、

全員、調理人として採用され売上という

結果を出してきた「職人さん」のみ。

 

定食1000円前後で提供する飲食店。

 

個人のお店であれば、1人の職人さんが

アルバイトを使ってお店を回せば、なんとか

利益を確保することができますが、職人(正社員)さんの

人数も、また年齢も高くなれば、人件費が

年々足かせになるのですが・・・。

 

ジョイフルさんがキッチンジローを引き受けて、

たった2年で9割のお店を閉店。

 

コロナの影響による・・・とありますが、

原因の一つが、ここにもあるように感じます。

 

あくまでも私個人の意見としてですが。

 

 

現在、経営者として続けているビジネスモデルが、

10年先でも生き残れるか?

 

後継者を育てる時期をいつにするか?

 

経営に新たな複線をつくる必要があるか?

 

すべては経営者が出す【今の判断】が、

5年後、10年後の結果となります。

 

今日はここまで。

 

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