Failure in life is not possible unless you give up on yourself.


自分で自分をあきらめなければ、人生に負けはない。


(日本 精神科医 随筆家 斎藤茂太)




斎藤茂太さんは精神科医であり、

そしてたくさんの著書を出版された随筆家さんでもあります。

僕も茂太さんの本はいくつか読んだことがあります。

分かりやすい言葉を使って、

人の心理や生き方という難しい分野を明快に示してくれた方です。



さて、今日の名言もかっこいいですね。


自分で自分をあきらめなければ、人生に負けはない。


さてここで読んでいるあなたに質問です。


あなたにとって「負け」とはなんですか?


今日は、この話をフカボリして

過去は変えられるという話をしたいと思います。


さて、まずは「負け」というのを考えてみましょう。

まず頼るはやはり辞書。


①相手と戦ったり争ったりした結果、力の劣った立場になる。敗れる。

②他と比べて劣る。圧倒される。劣勢である。

③欲望や働きかけなどを抑えることができなくなる。また、悪い条件や困難な状態を切り抜けられなくなる。

④金銭を失う。損をする。

⑤相手に従う。ゆずる。


(デジタル大辞泉より)


なるほど、何かしらのダメージを受けることを「負け」と言うことが出来そうです。


では、ここで更に質問。

何が理由で負けてしまうのでしょう。




負ける理由は様々あるでしょうが

全部ひっくるめると「判断を間違えた」からと言えます。

「失敗」の積み重ねが負けを作ることになるのです。



誰しも、思ったことがあるはず。


あの時ああしていれば良かった。

あの時こうするべきでは無かった。

あれは失敗だった。



…敢えて質問します。


本当にそうですか?



例えば、あなたが何か欲しいものがあったとしてお店に行ったとします。

しかし、目の前で別のお客さんが最後の在庫品を買って行ってしまいました。


あなたは欲しかったものを購入するのに失敗してしまったわけです。

もっと早く行けば良かった、と思うでしょう。


しかし、どうしても欲しいあなたは別のお店に行きました。

するとそのお店では、あなたが欲しいものが、最初のお店よりも安く売ってあり、無事に購入することが出来ました。


最初のお店で買えなかったあなたは、一見すると失敗しています。

しかし、その後の行動により、最終的には得する形で成功を収めたわけです。


その時、きっと思うはず。

あぁ、あそこで買わなくて良かった。


似たような経験をあなたにもあるのではないでしょうか?


最初、それは確かに失敗でした。


でも後で、それは成功に変化しました。


大勢の人が言いますね。

過去は変えられないと。


いいえ、違います。

過去は変わるし、変えられます。


ウォルト・ディズニーも

カーネルサンダースも

スティーブ・ジョブズも

大変な失敗を犯し、周囲から理解されないこともありました。

上のような世界的な成功者だけでなくとも、大抵の成功者が、失敗者、落第者扱いを受けてきました。




彼らは確かにその時は失敗を犯したのでしょう。

敗北者だったのでしょう。


でも、彼らは前を向き、歩き続けました。


その歩みは

過去の失敗を成功に変えたのです。

(難しい言葉で説明すると全体最適、と言います)




過去の失敗は、コインみたいにひっくり返せるんです。








自分で自分をあきらめなければ、人生に負けはない。


そう、諦めないでください。

過去は変えられます。いつだって、どんなに風にだって、変えられます。


あなたがあなた自身を見捨てない限り、負けはありえません。



水月理仁




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