おはようございます。
介護労務コンサルタント(社会保険労務士、介護福祉士)の松岡勇人です。
今週号のテーマは、「介護報酬マイナス改定!さあ、どうする? その1」です。
マイナスは印象が良くないよね
「マイナス」という言葉に接したとき、人はどのように感じるだろうか?
一般的には、好ましくない印象だろう。
不思議なことに、「マイナス」という言葉には、これを発した人だけでなく、これに接した人も影響を受けてマイナス思考になる傾向がある。
先週、各種報道で介護業界に携わる者は、「マイナス」という言葉に接して、マイナス思考になったハズだ。
なぜならば、今回の介護保険法の改正で、介護報酬のマイナス改定が正式に決定したからだ!
具体的な介護報酬の改定内容は、次のとおりである。
①事業者への報酬 ⇒ マイナス4.48%
②介護職員の賃金(給料)を月12,000円程度引き上げるため、人件費に関する報酬
⇒ プラス1.65%
③良好なサービスを提供する事業者への加算 ⇒ プラス0.56%
④全体では、マイナス2.27%
式に表せば、
①(-4.48%)+ ②(1.65%)+ ③(0.56%)= ④(-2.27%)
プラスもあるけれど、結果的にマイナス!
介護報酬マイナス改定の報道で、介護業界全体が、インフルエンザに感染したかのように、マイナス思考に感染したと思う。
続きは、「介護報酬マイナス改定!さあ、どうする?」その2で!