■2013年スタート!
少し遅くなりましたが、みなさん
あけましておめでとうございます。
そして、お久しぶりです。
みなさんはどんなお正月を過ごされてますか?
私はのんびりとした正月を迎えています。
ちょこちょことテレビも見てましたが、各界の人たちがこぞって世界との向き合い方や経済について話していますね。
年始ということもあり、また昨年末に政権が変わったこともあって気になるところなのでしょう。
討論番組では討論に参加している人たちも、それぞれの世界で活躍している著名な方たちが出ていましたが、話す視点が二つに分かれていることを感じました。
1つは、政治家や経済学者、評論家が話している視点。
もう一つは、経営などに携わっている、いわゆる実践者の人たちです。
これは思考のパターンによる違いから起こってくるものだと思います。
私が個人的に感じたことなので、色々な感じ方はあると思いますが、こういう分かれ方はどこでも起こることだと思います。
この二つの違いをみてみると、一方はデータの数字やアンケート調査を元に机上論で話していることがわかります。そしてマクロ的な話が多いのも特徴的です。
そして後者は、経営者発想なのでより実現性が高く実践的な話をしていることが多いです。
しかし、評論家思考の人たちからは理解を得られないことが多いですね。
なぜ理解を得られないのか?
おそらく実践的で実現性の高い話というのは政治家や経済学者には“実現性がない”“実践するのが困難”と見えてしまうようです。
なので、常にブレーキを踏んで前へ進むことを阻止しようと無意識に行ってしまいます。
経営に携わっている人や一定の成功を得ている人は、まず実践をして失敗して、また実践をして失敗をして・・・を繰り返して、その中から成功を導き出します。
特に優秀な経営者ほどこのプロセスをたどっています。
ところが、経済学者や政治家、評論家にはイマイチ理解できないようです。
中には「それはリスクはゼロなんですか!」と怒鳴っている人までいました。
そもそもこの世にリスクゼロのことなんてありません。
しかし、こういった発想になって経済学者や政治家、評論家はブレーキをかけてしまうのでしょう。
優秀な経営者の定義っていろいろありますが、私は、価値の創造ができ、イノベーションのできることが大切な要素だと考えています。これができれば結果的に社会貢献にも繋がり会社にも利益をもたらしてくれます。
経営がうまくいく経営者は「価値を創造する視点」、そして「イノベーションを起こす視点」から発想し、それを言語化しているので、価値を創造することができない人やイノベーションを起こせない人からすると荒唐無稽な話に聞こえてしまうのでしょう。
普段から価値を創造する発想やイノベーションを起こせる発想をしてきたわけではないので当たり前といえば当たり前かもしれませんが。
価値の創造ができるからこそ消費者はお金を支払ってくれるし、時代の変化が激しい時代だからこそイノーベションスピリットが大切なのです。
でも、残念ながらテレビに出て発言している人の多くは評論家的な人たちばかりです。
経済学者、政治家であり、これらの人たちの発想は現状維持思想が強くて、価値を創造したりイノベーションを起こすような思考になっていません。
いわゆる論客といわれる人たちなので、もっともらしい話をしてくれますが、残念ながら本質からはズレた話も結構あるので見る側は注意が必要です。
だからといって、彼らの批判だけをしたり、政治の批判だけをしようと考えているわけではありません。そんなことをしても建設的ではありませんからね。
事実、経済学者も見えないところで学術的な観点からあらゆる研究をして成果に結び付けていることも少なくありませんし、自分で政治をしないのなら政治家に任せるしかないわけですからね。
専門家の言うことだから正しいとかではなく、この発言している人はどういう意図で発言しているのか?前向きな発言なのか?ただ批判だけをしていないか?など自分なりのチェックリストと照らし合わせて聞く必要があるでしょうね。
そのためには、多少は政治に関心を持つことは大切ですし、自分とは異なる考えの人と話したり、常日頃から考える習慣をもつことは大切かもしれないですね。
政治を逃げ道に使ったり、景気が悪いから今の自分の現状も悪いといったようなことを言い続けても自分のためにも何もいいことはないので、積極的に考えて実行する習慣は必要です。
今自分にできることはないかを徹底的に考え実行する方が、今の自分にも未来の自分にもいいのではないかと思います。
どうせ、政治家に自分の未来を委ねたところで良くならないことは過去の歴史からもわかる通りです。
この1年で劇的に世の中が良くなるということはありませんが、自分自身で自分の人生を劇的に良い方向に変えることは可能です。
もちろん簡単ではありません。
でも、政治家に運命を委ねたり、世の中が劇的に良くなるのを待ったりして自分の人生を何かに依存するよりは何百倍も簡単です。
一年の初めということもあり、みなさんそれぞれに決め事や誓いなのどがあるかと思います。
今年は「自立」というテーマをかかげるのもいいかもしれません。
会社からの自立
親からの自立
我が子からの自立
政治からの自立
国家からの自立
友達からの自立
そして自分からの自立
いろいろな自立があると思います。
それぞれが自立して成長すれば恐れから解放され自分らしく生きられるのではないでしょうか。
少なくとも今までよりは。
それでは、みなさんにとって素敵な一年でありますように。