AMT (Aircraft Maintenance Technician) と言うポジション。
日本語で言えば航空整備士。
ひと言に「AMT」と言っても様々な部門で働いています。
大きく分けると......（私が働いている会社の場合）
重整備を行うハンガーメンテナンス。
航空機のパーツをなどを修理するコンポーネントメンテナンス。
エンジンを専門に担当するエンジンショップ。
機内(内装)を専門にするキャビンメンテナンス。
運航中の飛行機をチェック＆整備するラインメンテナンス。
等があります。
日頃からお客さんの目には見えないところで作業をしているAMTですが、ラインメンテナンスだけは運航中の飛行機で作業を行う為、パイロット、アテンダント、そしてお客さん達と直接やり取りを行う事があります。
学校を卒業し、新AMTとして入社して来る整備士達。
彼等の中でのAMTのイメージってラインメンテナンスの場合が多い。
なぜならラインメンテナンスだけが「飛行機全体」を整備するから。
でもラインでは一分一秒を争う判断と作業が必要なのでそれ相当な経験と知識が求められます。
だから新人さんはラインメンテナンスに配属される前にまず他の部署で経験を積まされる事になります。
この間入社した私の息子も然りです。
ラインメンテナンスは整備部門の中でも一番アクションが多い部署。
目の前で飛行機がキャンセルになったり、飛べなかった飛行機が飛べるようになったりするのは日常茶飯事。
新人さんみんなそういう所に憧れるのでしょう。
今のところラインメンテナンスではない部署でアシスタントとして働く我が長男。
やはり早くラインメンテナンスで働きたい様子。
でも私から見ると経験値が全く足りてない。
まあ当然なんですがね。
私も最初はそうでしたし。
毎日帰って来たら「今日はこれやった、あれもやった」と目を輝かせてその日やった事を私に話して来る長男。
「まだまだだなぁ～」と思いながらも楽しく話を聞いている私がいますｗ
