今回私が中途採用で入社したアメリカの某航空会社ですが、
私の様な経験者だけではなく、A&Pスクールからの新卒も20名ほど採用する様です。
でもここで問題が発生。
この20名の新卒者、「A&P」の「A」しか持っていないらしい。
「A&P」とはアメリカの航空整備士の名称で、正確には「Aiframe & Powerplant Certificate」と呼びます。
分かりやすく書くとこんな感じです。
A = Airframe = 機体関係の仕事が出来る
P = Powerplant = エンジン関係の仕事が出来る
本当であればA&Pスクールに入学した学生さんは、2年間勉強して「A」と「P」の両方のライセンスを取得して「A&Pメカニック」となるのですが、今年はコロナの影響で「P」のテストが受けれず、「A」ライセンスのみの保持者として入社になったそうです。
正直、AとPの両方のライセンスを持っていないと航空整備士として働く(サインする)のは難しく、会社もこの予想外の状況に頭を悩ませてるようです。
チラッと聞いた話では「P」を取得するまで飛行機のシートメタルショップ(板金作業)のみで働いてもらう事になるそうです。
コロナの影響がこんな所まで来ているのを知って驚きでした。