お別れ遠足
いったい何キロ歩いたでしょう。
みんな元気に帰ってきました。
年少さんは、さぞ疲れたことでしょう。
私が自分の子どもを育てた経験からすると、子どもはたいがい、途中で「ぐずる」ものです。
でも、遠足の日、「ぐずる」子はいませんでした。
ここが家庭と、幼稚園などの教育施設との違いです。
子どもはみんな、最初から歩かねば、と思って、集まってきているのです。
みんなと歩くと楽しいことを知っているのです。
教育施設の存在理由のひとつは、ここにあります。
「集団力」です。言葉を換えれば、「みんなの力」が自然に作用するのです。
道中の子どもたちを見ていると、ゴミが散乱している現場に、眉をしかめていました。
春先のお花に見とれていました。
梅の花を見て、「私の服と同じ色だあ!」と喜んでいた子もいました。
石と石を擦り合わせ、一方の石に線が描けることを発見した子たちは、石探しに夢中になりました。
「電車はどうして走ることができるの?」と聞いた子もいました。
落ち葉のようなものを大切そうに持ち帰った子もいました。
異年齢の子と手をつなぎ、楽しく歩く姿は素敵でした。
それぞれの心に、何か幸せがもたらされたような、そんな遠足でした。