豆まき | OFF-TIME

豆まき

2月3日午後1時30分、雨が降っている園庭に鬼が現われました。

その数分前、廊下で妙に怪しい物音がしましたので、園の管理責任上、園長が急いで総点検しました。

その時には何ら異状はありませんでした。

ただ、園長が見回りをしていることを知らない保育中の担任のひとりは、急に園長が廊下に現れましたから、びっくりしたようでした。

それを見た園長は、子どもたちや先生方を動揺させてはいけないと、しばらく廊下の隅で様子を見守っていたのですが……。

その時です。園庭に鬼が出たのです。

子どもたちも、先生方も、豆をにぎり、「福は内、鬼は外」と、一斉に鬼に豆を投げつけました。

年長さんのひとりが、「あの鬼、○○先生じゃない?」と言ったのですが、「○○先生はさっき、洗濯していたのを見た」という証言があって、やはり本物の鬼だということになり、みんな思いっきり豆を投げつけました。

鬼は、大きな牙を光らせ、手には大きな鉄棒(かなぼう)を持っていました。怖い鬼でした。

でも、園をあげての鬼退治のため、鬼は泣きながら退散しました。

園長は、正門に向かって逃げ出した鬼の様子をじっと観察していましたが、鬼は鉄棒以外に、傘を持っていました。その点がいまも謎なのです。