以前にも書きましたが、私の同僚にTOEIC 850点の人 がいます。

その人が、最近またTOEICを受験したそうです。
今回も同様の得点だったとのこと。
得点が伸びないとこぼしていましたが、なんて贅沢な悩みだこと。

改めて「TOEIC高得点の秘訣」について聞いてみると、

  TOEICのリスニングは先読みさえできれば、高得点可能

とのこと。

  今回もリスニングは、ほぼ満点でした。
  でも、相変わらず何を言っているか分かりませんでした。

ということなのですが、そんなことってあるのでしょうか?
意味が分からなくても高得点が取れるとは信じがたい話です。


彼の話によると、問題・回答の文章を先に読んでおけば、リスニングで必要な箇所の聞き取りに集中すればよいので、全体の意味が分からなくても正解を導き出せるのだとか。

「先読み」と言われたとたんに、受験テクニックの臭いがプンプンしてきて、イヤな感じです。

しかし、背に腹は代えられません。
今月の全社一斉TOEICの真の目的は「リストラ対象者の選別」かもしれないのです。

リストラされるぐらいなら、

  受験テクニックだろうがなんだろうが、やってやる!

と、意気込んでみたものの、もう少し話を詳しく聞いてみると、簡単にマネできないような気がしてきました・・・。

どうやら、彼は一種の超能力者のようなのです。
とはいっても、トランスポーテーションとか、テレパシーとかそういうのではありませんが。

  超速読者

だったのです。

日本語の場合、文庫本なら30分もあれば読み終わってしまうとか。
英語はそこまで速く読めないそうですが、それでも速いのでしょう。
TOEICのリーディング問題は、見直しをする時間があるそうですから、そうとうな速度で読んでいるものと思われます。

私の場合はどうかといいますと、日本語でも読む速度が遅いのです。
文庫本だったら断続的に1週間ほどかかって、やっと読み終わります。

英語で読んでいるときには、もっとヒドイことに。
頭の中で外人さんたちが大げさなジェスチャー付きで喋り出してしまって、なかなか読み進められません。

その昔、日本語で速読できるようになりたいと思い、速読の解説書を何冊か買ってみましたが、いっこうに速読できるようになりませんでした。
頭の中で音読してしまうのをやめない限り速読できるようにならないことは分かりましたが、この長年の悪いクセは治りそうにありません。

彼の話を聞いた結果として、

  英語の速読力がTOEIC高得点の秘訣

ということが分かったわけですが、日本語の速読もできない人間にとって、英語の速読はかなり難しいものがあります。

とはいっても、ここで諦めるワケにはいきません。

  クビがかかってるのですから!

日本語でも、速読まではムリでも、読書量を増やすことで読む速度が上がります。
同じようにして英語でも、今よりは読む速度を上げることが可能ではないでしょうか。

これから毎日、英語のニュースサイトで記事を読むことにしようと思います。