1人目はTOEIC900点の帰国子女の話。


おっさんだから、もう子女とは言わないのかな? 元帰国子女と言えばいいのでしょうか。小学校の高学年から中学までアメリカで生活していました。


彼に英語力をUPさせる方法を尋ねると、こう答えました。


    英語をマスターしたければ、のだめを見習え!


えーっと、意味が良く分からないのですが……。どういうことでしょうか?


    「のだめカンタービレ #10」を読んだか? あれが正しい方法だ。


#10には、のだめが何度もプリごろ太(アニメ)を繰り返し見てフランス語をマスターするくだりがあります。それが彼が子供の頃に英語を身に付けたときの姿と重なるというのです。

別にアニメ限定という話ではないとのこと。


    映画を何度も見るのもよい方法!

    特におススメは「ビバリーヒルズ・コップ」だな。


ビバリーヒルズ・コップのときのエディー・マーフィーの演技は最高で映像だけで何を言っているのかが伝わってくる。発音も明瞭で分かりやすい。だから、見ているうちに、こういう場面のときに英語ではどう言うのかが分かってくるというのです。


    映画を見ながらモノマネするのもおススメだね!


といいながら、よく分からないエディー・マーフィーのモノマネを披露してくれました。


でも、私が思うに、エディー・マーフィーはとっても早口で、全く良い教材に思えないんですけど? と問うと、


    そんなことないよ! 最高に分かりやすく、ゆっくり喋ってるよ!


と、言われてもなぁ……。えせ・マーフィーにはゆっくりに聴こえるのでしょうけど……。

そもそも、いまさら「ビバリーヒルズ・コップ」をモノマネしながら何度も熱心に見る気になれないよなぁ。面白い映画だとは思うけど。


教材にする映画を別の自分が興味のあるものに差し替えて取り組めば、よい方法なのかもしれません。