こんにちは、粟津サヤカですコーヒー
京都を旅するコミュニティツアーのガイドをしています。
 
眺めているだけでワクワクしていた
とあるレトロ建築の解体がきっかけで、
レトロ建築がさらされているどうしようもない現実を知り、
ならばせめてその姿を記録にとどめようと
ブログを書いています。

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「コロナ禍とは、時代の転換点だったのだ」

 

そんなふうに表現されるようになるのは、

もっと、ずっと先のことに

なるのでしょうが…

 

コロナによって

私たちの周囲では

小さなこと、大きなこと、

本当にさまざまな変化が起きています。

 

そしてレトロの世界にも

さまざまな変化が起きています。

 

今回は、

【その後】と冠しまして、

これまでに記録したレトロの

その後の姿の記録をしたいと思います。

 

そのレトロとは、

「谷川住宅群と茂庵」です。

以前の記録はこちらをご覧ください。

(リンクはブログの最後にもご用意しています)

 

じつはこちらの記録、

当ブログ「粟津サヤカの京都レトロマン散歩」

のなかでもっともアクセス数が多い記録です。

 

カフェとして再利用されていることもあり、

テレビや雑誌などで紹介されたのか、

思いだしたかのように

アクセス数が伸びることが度々ありました。

 

そのカフェ茂庵が閉店してしまったのです。

 

2001年5月から営業されていたそうです。

21年以上になりますね。

 

私自身、ガイドを始める前から、

「茂庵」とはいったい何なのか

それさえも知らずに

そのロケーションに魅入られ

何度も利用していました。

 

最初に来たのは

学生時代の友達に連れてきてもらったとき。

その友達とは久しく連絡が途絶えてしまいました。

あの子、元気にしているかなあ。

 

旅行会社時代の後輩と、

休みの日に来たことがありました。

先に退職してしまったあの子、

東京で元気に暮らしてるかなあ。

 

カフェ茂庵は閉店しましたが、

茂庵の「茶苑」は健在。

吉田山は市民の緑地として

誰でも入ることができます。

周囲は散策が可能でした。

 

じつは茂庵の茶苑、

私のオリジナルツアーの行程

「アカデミック!北白川」コースで

ご紹介しています。

 

今までご案内したお客さまの中には、

カフェ茂庵や茂庵の茶苑を

とても面白く感じ、

興味を持たれる方が多いのです。

 

そういう意味では

茂庵は私の「強力な味方」でもありました(笑)。

 

2席あった茶室も健在です。

柵がしてあり、

カフェ茂庵の建物の方へは近づくことができません。

 

人が来なくなった茶苑は

草木がぼうぼうと生い茂り、

ひっそりとしていて寂しい雰囲気。

 

それでもこのほうが、

往時の記憶に耳を傾けやすいかも。

茶人茂庵、谷川茂次郎の理想の世界に遊ぶ、

文化人たちのさざめきが聞こえてくるようです。

 

北側から西側にかけて、

カフェ茂庵の建物、茶苑時代の「食堂」に

近づくことができました。

「食堂」、健在です。

 

何やら工事されているようで、

電動工具の音がしていました。

茂庵のホームページを見たところ、

再営業を計画されているようです。

 

また、それまでの間にも、

不定期で営業の予定があるようですので

ご興味おありの方は

ホームページでチェックしてみてください。

 

さて、最後は、

営業中だったカフェ茂庵の

2階西側の窓からの眺めです。

以前、お昼前にいったときのものです。

遠く、左大文字が見えています。

 

夕方、日が沈む頃になると、

秋などは空に夕焼けのグラデーションができて

とても美しい眺めが楽しめました。

 

お店側のはからいでしょう、

西側は景色が楽しめるようカウンターのみでしたが、

二人、三人、グループ連れの方々が

横に並んで景色を楽しむ姿があったものです。

 

コロナ禍の影響は

さまざまなところに表れはじめています。

レトロたちの存続を考えると

ヒヤヒヤすることもありますが、

 

そんな時代の流れにくよくよ翻弄されることなく、

変化は変化として受け入れ、

柔軟に、しなやかに、ありたいものです。

 

価値あるものは残る。

残らなかったときのために、記録する!

「粟津サヤカの京都レトロマン散歩」

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

茶人茂庵の茶苑、歴史など詳細はこちらから

以前の記録をご覧ください。

 

ツアーもよろしくお願いします。

以下は2022年秋のコースです。

 

11/5(土)・12/10(土)の

「アカデミック北白川コース」では

今回記録した

茂庵の茶苑をご紹介しています。

お申込み受付中です。ぜひご参加ください!

 

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公開中の各ツアーへお進みください。

 

それでは、

次はどこを記録しようかな~ランニング