こんにちは、粟津サヤカです紅葉

 

消えゆくレトロの現実を見て

自分の目で見て記録に残そうと

はじめたこのブログ、

 

今回のレトロは

引き続き京都府庁旧本館(その3)です。

京都府庁旧本館は

本当にみどころが多いので

3回に分けてお送りしております。

 

3回目は議場と中庭上差し

旧知事室と正庁のある

正面2階を後にします足

階段ホールが

本当に芸術的に美しいので

その1で載せたものとは別の写真を。

 

立体的で動きのある設計ですね。

 

手すりの彫刻も凝っていて

芸術的です。

何度もいいますが、

マイナンバーワン階段でありますまじかるクラウン

 

1階へ降りて中庭へ。

整然とならんだアーチ。

まるで中世ヨーロッパの城へ

迷い込んだようです。

 

中庭から先ほどのアーチ廊下を撮影。

一糸乱れぬ完璧さです拍手

 

中庭中央に大きな桜の木。

桜の季節には花をつけ、

多くの人々に愛されています。

 

祇園の八坂神社のお隣に

円山公園がありますが、

その円山公園にある

かの有名な祇園しだれ桜の初代から

受け継いだ種で育てられた木だそうです。

 

その祇園桜の傍らに

容保(かたもり)桜という桜が植えられています。

江戸時代にここは京都守護職屋敷だったそうです。

ここの最後の守護職だった

松平容保にあやかり

この名がついたのだそうです。

 

正門の脇に

京都守護職屋敷跡の碑がたっていました。

 

こんなものも上差し

天正十七年と刻まれています。

豊臣秀吉の時代の

五条大橋の橋脚です。

明治10年に五条大橋を改修した際

取り外されたものを

庭石としてここへ移したのだそうです。

 

すごい!

江戸時代はだいたい260年ぐらいですが

ほぼそれだけの長い間

五条大橋の下で

京都の街を支えてきたんですね。

これは捨てられない目

 

中庭を後に

議場へ向かいます。

 

議場です。

どーんと2階まで吹き抜けています。

ここで京都の未来が

決まっていったんですね。

 

議場としては昭和44年まで使用され

その後は府政情報センターとして活用されたそうですが

竣工110周年を迎えるにあたり

整備、元の姿に修復されたのだそうです。

 

2階は傍聴席です。

シャンデリアがすっきりとしたデザイン。

格天井もおみごとです。

 

ぼこっと前へせり出した部分が議場です。

内部からみた窓の配置と同じですね。

 

さて、見どころの多い京都府庁旧本館、

3回にわたりお送りしましたが

いかがでしたか?

保存、復元状態もいいので

映画やドラマのロケにも

たびたび使われています。

 

建物を見る目的だけでも十分ですが

桜や紅葉の季節に来られると

何倍も雰囲気の良さが増して

楽しめますよ。

 

私がガイドしている

オフアワーズの

紅葉の京都のんびりおさんぽ旅

洛中レトロ御所南コース

でも

ここを訪れます。

(日曜など休館日は外観のみ)

 

集合場所:京都市役所前広場 ゼスト御池15号出口

集合時間:午前10時

参加費:おひとり3,000円

※事前のお申込みが必要です。

 

とても充実したコースですので

12月以降も開催していく予定です。

ぜひ、

京都府庁旧本館を一緒に堪能しましょう!

 

また、粟津サヤカの京都のんびりおさんぽ旅は 他コース、日程もご用意しております。

  • 洛中レトロ御所南コース 11/29(水)
  • アカデミック北白川疎水コース 11/25()
  • 伏見稲荷から清水寺へ ゆるトレッキングコース 11/18() 12/3()
  • 静寂の庭園 一乗寺コース 11/19() 11/23() 12/2()
ではでは、
次はどこへ行こうかな~ランニング