こんにちは、粟津サヤカですくちびる

 

レトロの危機を感じ

自分の目で見て記録に残す

このブログ、

 

今回のレトロは、

同志社女子大学ジェームズ館です。

おしゃれメガネ

完全に西洋の要素でできあがっています。

屋根は瓦のようです。

ミッション系大学らしい

明るくのびのびとした威厳がただよいます。

平日は女子大生が集うのでしょうね。

うるわしいーふんわりリボン

女性なら一度は憧れます。

 

窓の上下に

左右に走る白い石が

清楚で凛とした雰囲気を醸し出しています。

玄関アーチの歯型がめずらし気です目

この部分のことをペディメント

というそうですよ。

 

大正2(1913)年竣工、武田五一設計です。

でました武田五一!

彼はこのジェームズ館、

残念ながら現存しない静和館、

正門前の栄光館の

同女3館の設計、配置を担当しました。

当館はカリフォルニアの民家建築を

参考にしているそうです。

 

横に広い構造。

残念ながら全景をとらえることができませんでした。

左右両端はこのように

前後へせり出し

2階にはバルコニーがついています。

 

左右にも入口が。

ちょっと和風の感じがするのは

瓦が見えるからかな。

 

向かって右側の入口から入ると

いきなり立派な階段びっくり

圧倒されます。

 

階下から見上げると

円形にせり出した2階部分。

迫力満点です。

 

静まり返っています。

知の空間という感じです。

 

先ほどの

円形せり出し部分です。

あの辺りで談笑する

はかま姿の女学生がいたかもしれません卒業証書

 

同志社女子大学は

明治9(1876)年「女子塾」として

設立されたのが起源です。

 

その前年設立された同志社英学校(現同志社大学)の

「新しい世の中には女子教育が必要」

という考え方が形になったもので

京都で最初のキリスト教主義女子教育機関となりました。

 

西側の出口まで廊下が続いています。

やわらかな照明が落ち着きます。

あたたかい風合いの木目や

やわらかなカーブを描くアーチの廊下など

女性の学びやらしい

優しい雰囲気であふれています。

 

正面入り口を入ったところにあるロビーです。

まるでホテルのロビーキラキラ

ゆったりとリッチな気分で寛げます。

左の壁になにやら写真がかけてあります。

 

案内板を見ると、

「ジェームズ館の寄付者」とあります。

この建物を寄付した方ですね。

ジェームズ夫妻と息子さん、

10万ドルの寄付だったそうです。

 

国の登録有形文化財に指定されています。

同じ敷地には

同志社大学のものも含め

数多くの価値ある建物が

今も学びやとして活躍しています。

 

キリスト教教育の影響で

建てられたものばかりですので

レンガ造りがほとんど。

 

赤いレンガの風合いの中で

学生時代を過ごせるなんて

素敵ですね。

 

たくさんの学生が学び、

社会へ飛び立っていったのでしょうね。

そして、懐かしい思い出と一緒に

記憶されているのでしょう。

 

そしてこれからもたくさんの学生を

見守っていくのでしょうね。

 

さて、次はどこへ行こうかな~ランニング