京都 大原 三千院
恋に 疲れた 女が ひとり・・・・。
この土曜日には久しぶりに冬の京都に行ってきました。
随分前、京都の観光ガイドブックに大原に行くときは必ず傘を・・と書いてありましたが
大阪ではお天気も良く持たずに行きました。
今回は写経をやってみようと思い、いくつか写経をやっている寺院の中から以前も一人で行った事のある三千院に。
大原 三千院・・と言えば、
私達の世代?では、誰もが?冒頭のフレーズが出てくるのでは・・。(*^o^*)
自宅を昼過ぎに出ましたが、列車の遅れやバスの時間待ち等で、思いの外時間がかかってしまい
寺院に着いたのは三時を過ぎてました。
でも大原に近づくにつれ恐れていたことが・・・、
雨こそ降ってませんが雪が~~~。
それも吹雪いてます。
停留所から少し歩かないと行けないので早速傘を買い坂を登っていきます。
傘をさしてもコートやらバッグには雪が付いて真っ白です。
ふうふうと真っ白な息を吹きながら寺院に到着!
電話で予約した時間より大分遅れていたので拝観料を払いながらも何も観ず、いそいそと本堂の方に
向かいました。
般若心経が書かれた紙とそれを写す薄い紙を頂き寒くて薄明かりの部屋で正座をし、いよいよ写経を。
僧侶の方が来られて、
「一字一字心を込めて書いてください。そうするとこの写経を書き終えた時、心は清められ、あなたの顔は明るく、優しく輝いていることでしょう」
と、仰られました。
先ず、かじかんだ手を温め、背筋を伸ばしとにかく無心で書くことに専念しました。
途中あまりの寒さに足が固まってしまいそうでしたが、一時間以上ほど掛けて何とか書き終えました。
ただ立つことが出来るか心配しましたが何としびれも切れず普通に歩けました~。
きっと足も冷たくなりすぎてしびれが切れるのを忘れてしまったのでしょう?('-^*)/
書いたものは神殿に奉納し本堂を出ました。
果たして私の顔は・・・・??????
靴を履いて庭に出るとあたり一面雪景色に。
あまりの美しさに思わず顔がほころびました。
建物の中はほとんど観てませんが境内をずっと歩き、しばし雪の美しさに見惚れてました。
寺院を後にし、バスの停留所まで、雪の中を歩きましたが寒いはずなのに、
なぜか心が洗われとても清清しい気持ちになりました。
後から思うと、これは、もしかしたら・・・・?
なんて考えたりもしましたが。
仏教への信仰心も持たない私ですし、般若心経もよく理解できてませんが、
こうして心を落ち着けて、無心になり字を書くことが出来てよかったと感じてます。
ただ、次はもっとゆっくりと・・・・。