家族で実家に行ってきました。
台風の影響もほとんどなく、
しかも、台風情報のおかげで車の数もこの時期としては
とても少なく高速道路は空いていた。
曇り空の中、実家に付くとまず玄関がなかなか開かない
1人で行った時もそうだったが
5分ぐらいかかってしまった。
やっと開いて3人で入った。
それぞれに「なんだこれは」と声が出る
私は数回きているのでこんなもんだと思っているが
久しぶりに中に入った妻と娘はびっくりしていた。
本当に中途半端に物がある
そして金目のものはほとんどない。
とりあえず、カーテンや襖をすべて開けて
空気の入れ替えと、光を入れた
ここにこれがあったとか
あれはどうしたとか
もう、思い出話に花が咲いた。そして怒りも少し・・
「なにかあったら持ち出して」
と私が言うと、それぞれにごそごそ始まった。
真っ先に妻は台所へ行った。
いろいろ細かいものを箱に入れている
これは使えるとか、消耗品がほとんどだが
日光彫や漆塗りのお盆などを入れていた。
それが終わると、母の小物を入れた箱も開けてみている
着物用品が入っていたようだ
着物には全く興味がないので、何を見ているかと思ったら
なんか、昔のハンカチだの風呂敷だのを出している
たぶん昭和40年代くらいのもの、箱入り未使用
面白いデザインがあったら、売れるかもしれない
娘はどうだ、親父の使っていた押し入れを開けている
あそこは何もなかったはずだが
と思っていたら、東照宮のロゴ入りレポート用紙を持ち出した
「10冊くらいあるけど、今日は2冊持っていく」
何を書くのか知らないが、珍しいには違いない。
きっと同級生だれも持っていないだろう。
父の本棚も見ている、東照宮関係の本がほとんどだ。
杉並木の歴史とか昭和天皇が来たときの写真集とか
私も見たことがないような本がたくさんある。
その中で、新社務所の建造の経過 みたいな本を出して
「これ持って行く」と玄関に置いた。
わからん奴だ。これなのか。
私が座敷でごそごそやっている間に娘は2階に行ったようだ
2階にはほとんど物はないはずだが・・・
2階から大きな声で
「おーい父さん来て」
と聞こえた時、いやな予感はした。
ここは開けないだろうと思っていた天袋を開けて
大切な青春のアルバムを見つけてしまったのだ。
「この人、誰」
と、聞いてきたので、そこは正直に
「21歳の時お付き合いしていた人だよ」
娘が初めてみた若いころの私の写真
いろいろな場所で写っている写真をじっと見ていた。
「持って、帰らないの」
「そのうちな」
といって、元の場所にしまおうとした時
「もっとよく見せて」というので
「しまっておいてくれよ」
一階に降りようとした時
「きれいじゃん。この人」
「だろ」
なんか恥ずかしいような、嬉しいような、変な気持だった。
1人になってなにを見たのだろう
にやにやしながら降りてきた
そのうち当時のことを話してやるからな
私にも「ふぞろいの林檎たち」のような青春があったことを
あっ 娘は「ふぞろいの林檎たち」は知らなかったっけな