懐かしい人が訪ねて来た。
その人は数少ない旧友で
まだまだ青い時代を
共に過ごした思い出の人。
3人でよく朝まで語り明かし
3人で同じ釜の飯を食べ
3人でいれば何もかも乗り越えられる。
当時はそんな気さえしていた。
飲めない酒を飲み
語り歩く街中は
昔とは少し変わりつつも
どこか懐かしげで
どこか冷たく感じた。
たまたま入ったパブには
まるで昔の自分たちと同じように
楽しく飲み明かす3人がいた。
相席し話を聞いていると
ふと昔の自分がフラッシュバックし
気づいた時には酔いつぶれていた。
夢も希望も
地位も名誉も
金もなにもなかったあの頃は
なぜあんなに楽しかったのか。
月日が流れ今まさに
同じような立場でありながら
昔と違うことは……