日経で,電力自由化は,外国の2倍以上していた日本の電気料金を下げる意味で議論がはじまった,みたいな話をみかけた.

記事の主題は別にあるけど,日本の電気料金が外国に比べて高いからといって,妥当でないかというと,そうではないと思う.

外国に比べて日本は,おそらく,かなり,停電する頻度,時間が少ない.電気を供給するというサービスの品質が非常に高いと言えるんだと思う.

同じエネルギーあたりの価格だけで比較すると,値段高いね,ってことになるのかもしれないけど,料金には,品質を維持するためのコストだってのっかってくる.

安ければ停電くらいへっちゃらだよ,というのなら,それでいいのかもしれないけれど,そうでないならば,同じエネルギー量あたりの価格が高いからといって,値下げするべき,という結論にはつながらない.

品質の維持には金がかかるんだよ.