設備投資をする余裕があまりなさそうなモバイル通信会社が,理論上の通信速度が速い規格を導入するということで,ニュースが流れていたりする.

理論上の「上限速度」が速くなる,ということなのでしょうけど,実際に利用したときの速度がどの程度であるかは,理論上の上限速度とはあまり関係がないように思える.

素人なので,よくわからないけれど,上限の速度って,ある基地局に対して通信しているのが自分だけで,しかも,電波状態が最高のときに出るかもしれない速度ってことなんでしょう?

だとすると,設備投資するお金があまりない会社の場合,実際はしらないけど,1つの基地局でカバーしているエリアが広いと考えられ,いくら速い速度が出る規格を使っていたとしても,それを多くの利用者で共有する形になってしまえば,まったくもって意味がない.

せめて基地局の数と採用している通信規格の理論上の速度の両方を考え合わせる必要があると思う.


マスコミは,そこらへんわかってんだろうか.あまり利用者にとって価値のないサービスを提供している会社へ,自分とこの読者をミスリードしてしまう危険については,無視してもいいのだろうか.

モバイル通信では,設備にお金を使わないことには,絶対にどうしようもないところがある.設備投資の少なさを補えるような,画期的な工夫は存在しないでしょう.


いろいろと聞くべきことがあるのに,知識がないマスコミは会社の発表をそのまま,報道する.会社の発表をそのまま報道するだけなら,会社の公式サイトのリンクだけのせとけ,と思う.

何かツッコミを入れられない限りは,報道の意味がないんじゃないの?と思う.