ニセ科学の批判は意義あることだけど,NHKの慎重な姿勢,NHKに協力した人がちゃんと「場合によっては」などと発言していることを考えれば,大槻教授はもうちょっと冷静になったほうがいいのではないかと思う.

湯の方が温度高いんだから,水より早く凍るわけがない,というのは簡単だけど,液体の温度以外に,凍る早さに影響を与える要素がたくさんあるから,ムベンバ効果があり得るんじゃね?というところが問題なんだから,ひとつの液体温度という要素だけ取り出して批判されても困る.

とてもシンプルな理解で,さっさと結論だしてしまうことでうまくいくことは,たくさんあって,わからないことがたくさんあるのだから,簡単には答えだせないよ,とあたふたしてしてるうちに損してしまうこともあるので,大槻教授のような態度もひとつの方法だろうけど,ニセ科学にはまりそうになるくらいギリギリのところで,深く考えることも大切なんだと思う.


話はかわって,大槻教授は,茂木健一郎の科学者としての資質を,テレビなどのマスメディア上での発言などを根拠にして批判しているけれど,自分の中の印象では,茂木健一郎はちゃんと,研究者としての態度と,テレビや新書執筆など,一般向けの仕事しているタレントとしての態度を分けられている.

自分は,テレビなどでちょっと変な発言しているからといっても,しっかりとした査読がある論文誌に論文を掲載されている茂木健一郎を,かんたんに批判してしまう点は,大いに問題があると考えています.シンプルすぎると思っています.

ムベンバへの批判も,同様にシンプルすぎると思っています.