Yahoo動画で無料でみることができるため,何度もみている.
何度みても,この話には泣きそうになる.

含まれている要素が多すぎて言葉にならないけれど,
中身と体の問題や,田舎をすごい兵器が移動する絵の魅力や,
9課の人たちが根拠なく動機を決めつけてる,などなど,
見所が多すぎる.

「鋼鉄の身体に生まれ変わりたい」というのも,純粋な親への愛情があったから,であるように思える.
両親も義体化を否定するという点で問題があったのかもしれないが,信仰ってのは合理的かどうかってなもんでもないだろうし,鋼鉄の身体になった息子のもとに,息子の兵器の模型を持ってやってきた,というところには,深い子どもへの愛情を感じるし,もし息子が自分たちに恨みをもっているのならば,それを受け入れようと覚悟していたようにも思える.

親を愛していなければ,親の信じる宗教の教えに反することは簡単であったろうし,本人が義体化を否定する宗教を信じていたとしたら,義体化できずに病死したことで親を恨む理由はない.両親を大切に思っていて,両親が信じる宗教を否定したくはない,自分が病弱なことで親に心配をかけた,両親は義体化で得られる息子の健康と宗教の教えを守ることを同時に実現できないことによる葛藤で苦しんだのだろう,元気な自分の姿を見せてあげたい,自分の肉体だけで成し遂げた兵器開発の成果も親に見せてあげたい,安心させてあげたい,そういう優しい気持ちが,戦車で実家に向かった動機であるように思える.

少佐が脳を焼き切ったときに,母親が「あーー」と反応したのは,9課が攻撃のための動作だと思った加護のアクションに対して,母親は攻撃性を感じていなかったということなんだろう.両親との間,特に加護と母親との間には,通じてる部分があったんじゃないか.


鋼鉄の身体が,あまりにも破壊力を持った多脚戦車であったばかりに生じた悲劇?

心がどうであれ,やはり,見てすぐにわかる外見で意図まで勝手に推測されてしまう.戦車で向かうということは,復讐じゃないか,と.